新型コロナウイルスによる肺炎で亡くなったコメディアン志村けんさん(享年70)が、70年代後半から音楽専門誌に執筆していたレコード評が復刻されることが26日、分かった。 お笑い界の巨匠として知られる志村さんだが、実は大の音楽フリークだったことは知る人ぞ知る話。ビートルズの来日公演を見に行ったり、テディ・ペンダーグラスの楽曲を使ったヒゲダンスのパフォーマンス発案などは、いかにも音楽マニアらしいエピソードだ。 70年代後半~80年代後半にかけて、洋楽月刊誌「JAM」(シンコーミュージック)に「ソウル、ブラック・ミュージック愛好家」の肩書で連載。そこでは、プリンスやチャカ・カーン、スティーヴィー・ワンダー、ダイアナ・ロスらのアルバムに対しての思いを寄稿した。豊富な知識に裏打ちされた視点と文書のタッチは、鋭くも温かいレコード評として評判だった。 志村さんが亡くなったことで、クラシック・ロック情報サイ