すしチェーン「すしざんまい」を運営する喜代村が、マレーシアで「Sushi Zanmai」との店名の飲食店を経営する「ダイショージャパン」(東京都中央区)に表示の使用差し止めなどを求めた訴訟の判決で、東京地裁は19日、表示が類似しているとして、ホームページからの削除や600万円の損害賠償を命じた。 判決によると、ダイショー側は遅くとも2014年からホームページに「寿司三昧」「Sushi Zanmai」と表示。国分隆文裁判長は、漢字やアルファベットといった表記上の違いはあっても呼称や「すしに熱中する」という観念は同一だと指摘。「誤認混同を生じる恐れがあると認められる」として削除が必要だと結論付けた。