Photo by Bermix Studio on Unsplash 「知的障害者を閉ざされた施設から開かれた地域へ」の潮流が盛んとなっておりますが、地域の一員となる道のりは決して平坦ではありません。グループホームなどの建設に反対する施設コンフリクトなどはその代表例と言えるでしょう。 軽度知的障害や境界知能もまた地域で割を食いやすい障害ではないかとされています。障害として比較的にも相対的にも軽い分、支援を受けるより先に犯罪に巻き込まれたり冤罪を背負ったりする事例が幾つかありました。 特殊詐欺の受け子 中学の頃に軽度知的障害が判明したというA子さんは、上京後にオレオレ詐欺の受け子をして逮捕され、執行猶予の判決が出てからはグループホームで社会復帰に向けて訓練を続けています。A子さんはオレオレ詐欺について、「『オレ』だから女性である自分には関係ない」と考えていました。 知人男性のX郎を含む何人か