小説作家のパチーノ氏は不眠症で悩まされていた。 病院にも通っているのだが、良くなる気配は一向にない。 睡魔にうなだれて町を歩いていると、あるところに発明所が建っていた。 恐る恐る発明所に入ってみると、老齢の発明家が研究机で研究に没頭していた。 パチーノ氏「先生、すみません。私は不眠症に悩まされ困っています。なんとか解決策はないでしょうか」 発明家「そうですか。ちょうど画期的な睡眠導入枕の開発をしているところなんですが…」 すると発明家はバッタリと倒れてしまった。 パチーノ氏が机をふと見ると、一つの枕が置いてあった。 パチーノ氏「あれが睡眠導入枕か。今のうちに失敬して少しの間お借りしてみよう」 パチーノ氏はお詫びのメモと少々の謝礼を置いて、枕を持ち帰った。 パチーノ氏は自宅に帰り、自室のベッドに枕を置き、その枕で寝てみた。 すると、枕に頭を乗せるやいなや、強い睡魔に襲われた。 パチーノ氏はす