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ナショナリズムの検索結果1 - 9 件 / 9件

  • [コラム] ‘三たび小池百合子’で失われる朝鮮人虐殺の記憶(徐台教) - エキスパート - Yahoo!ニュース

    昨日行われた東京都知事選で、現職の小池百合子氏が三選を果たした。日本メディアの記事を見るに順当な結果のようだが、選挙を隣国から見守っていた私には、驚きと失望の波が同時に押し寄せてきた。 驚きはぽっと出で取り立てて特徴のないように見える石丸伸二氏が二位になったことから、失望は「また小池さんか」という一韓国人、一朝鮮民族としての想いから来ている。「石丸伸二現象」については遠からず意味のある分析がなされることを期待しつつ、ここでは失望について触れてみたい。 群馬県多野郡新町(現高崎市新町)に在日コリアン三世として生まれ育った私も、21歳の時に留学した韓国に住み着き、今では韓国生活の方が長くなった。20歳の時に一年だけ中野区都立家政に住んだ東京都民であったことと、在日コリアン二世の母が上野出身であることを除いては東京と関わりがない。 このためか、都知事選を見る目も単純だった。私の関心は過去8年の都

      [コラム] ‘三たび小池百合子’で失われる朝鮮人虐殺の記憶(徐台教) - エキスパート - Yahoo!ニュース
    • 【素面のダブリン市民】第3回 ブルームの日(北村紗衣)|書肆侃侃房 web侃づめ

      先日、6月16日は「ブルームの日」(Bloomsday、ブルームズデイ)でした。ブルームの日というのはジェイムズ・ジョイスが1922年に刊行した小説『ユリシーズ』の主人公であるレオポルド・ブルームからとっています。ジェイムズ・ジョイスは1882年にダブリンで生まれたアイルランドの作家で、詩・戯曲・小説など幅広い分野の著作を残しましたが、小説が最も有名で、20世紀文学において高く評価されている小説家のひとりです。代表作である『ユリシーズ』は1904年6月16日のダブリンを描いた作品です。1904年6月16日というのは、実は著者のジョイスが後に妻となるノラ・バーナクルと初めて本格的なデートをした日でもあり、その日を舞台に小説が展開する…というわけです。 毎年、6月16日は『ユリシーズ』のみならずジョイスの作品や業績についての記念日として世界中で祝われています。2024年6月16日は120周年と

        【素面のダブリン市民】第3回 ブルームの日(北村紗衣)|書肆侃侃房 web侃づめ
      • フランスの「極右」が「極右」と呼ばれなくなる日

        <フランスの総選挙における「極右」国民連合の大躍進の背景には、国民連合がもはや「極右」とはみなされなくなってきたフランス国民意識の変化がある> 7月7日に行われるフランス総選挙の決選投票では、「極右」国民連合が第1党となることが確実視されるが、もし単独で過半数(絶対多数)の議席まで獲得するようなことになれば、マクロン大統領はその国民連合のバルデラ党首を首相に任命せざるを得なくなり、まったく政策や主義主張が異なり、政治的に鋭く対立する大統領と首相の野合政権が誕生することとなる。 「極右」に対する国民意識の変化 ここまで「極右」とされる国民連合が党勢を拡大してきたことの背景には、国民連合を必ずしも「極右」とはみなさなくなってきたフランス国民意識の変化がある。 それは特に右派支持層の中に顕著に見られる。 左派支持層と中道支持層の中では、依然として「極右」に対する拒否感・警戒感は根強いが、右派支持

          フランスの「極右」が「極右」と呼ばれなくなる日
        • 「会社主義」試論(メモ) - shinichiroinaba's blog

          新刊の続きとして 市民社会論の再生: ポスト戦後日本の労働・教育研究 作者:稲葉 振一郎 春秋社 Amazon =================== 1990年代の劈頭を飾った東京大学社会科学研究所の全体研究は『現代日本社会』(報告書は東京大学出版会刊)であり、第一巻の序論に明示されるように、その主導アイディアは当時の現代日本を「会社主義」というキーワードで形容するものであった。このキーコンセプトとしての「会社主義」は基本的に宇野派のマルクス経済学者馬場宏二と、民主科学者協会法律部会の憲法学者渡辺治の合作である。 馬場宏二の「会社主義」概念は、彼と盟友であった財政学者加藤榮一が、師たる大内力の国家独占資本主義論を踏まえてともどもに形成しつつあった現代資本主義論を、主として労働経済学者小池和男の日本的労使関係論と、弟子の橋本寿朗の日本重化学工業論を念頭に置きつつ適用したものである。それは2

          • リベラルは何故負け続けるのか、という話はお腹いっぱい - メロンダウト

            都知事選が終わった。 結果としては小池百合子氏の当選で終わったわけだが、結果以上に注目されたのが立憲民主党と共産党に推薦されていた蓮舫氏の得票率の低さ、そして石丸伸二氏の躍進であった。 蓮舫氏の敗因は過激化した左派活動家が足枷になったことだと言われているが、市民から敬遠されるリベラル左派というのはもう10年以上前から指摘されていることである。 反権力を謳い自民党との対立軸を打ち出して改革派だという認識のもと選挙を戦っても政策の中身が世間が争点にしてほしい問題とはいつもズレていた。 国政でも夫婦別姓やLGBTの問題を取り上げて経済問題が二の次であるかのような印象を国民に与え、今回の都知事選でも神宮の再開発や小池百合子氏の経歴問題のような小さい問題を争点にしようとしていた。 そのようなリベラル左派にたいして指摘されるのがリベラルは国民を見ていないといった批判である。 リベラルは空想的で一部の支

              リベラルは何故負け続けるのか、という話はお腹いっぱい - メロンダウト
            • ヴォルヴィーノ@読書垢 on X: "「国民連合の支持者の相当程度が、高学歴の若者で、親LGBTであり、フランスの自由とリベラリズムを擁護する人々によって構成されているという驚きの事実だ。」 中井遼『ナショナリズムと政治意識』 こういう現状を知っておいたほうがよさそう https://t.co/zQ3fKfraAy"

              • 志賀重昴は地理学者?政治家?ジャーナリスト? - 暮らしと勉強、猫と一緒に~Bettyのブログ

                徳富蘇峰記念館 徳富蘇峰が故郷熊本を離れて上京したのは明治19(1886)年。 上京からわずか2か月後に平民主義を唱える雑誌『国民之友』が創刊されます。 第1号は菊版版42ページ立てで、記録によれば7500部印刷してたちまち売り切れたそうです。 第10号で1万部、第20号で1万3500部に達しました。 当時、月刊誌としては破格の数字です。 『国民乃友』の成功は、明治20年代の雑誌創刊ブームの幕開けを告げることとなります。 志賀重昴(しがしげたか)、三宅雪嶺たち政教社の『日本人』も翌明治21(1888)年4月3日に創刊されました。 明治22(1889)年には『日本』を創刊し、西洋文化の無批判な模倣に反対し、日本固有の伝統のなかに価値の基準を求め(真・善・美)それを基礎に国民国家をつくりあげようとする、いわゆる国粋保存主義を説きます。 参考文献⤵ リンク ■志賀重昴■ 志賀重昴は三河国岡崎出身

                  志賀重昴は地理学者?政治家?ジャーナリスト? - 暮らしと勉強、猫と一緒に~Bettyのブログ
                • 都知事選と日本の未来を考える - nyoraikunのブログ

                  明日の七夕の夜、これから4年間の東京都知事が決まります。正直なところ、候補者たちの言葉には疑念を抱かざるを得ません。口先だけの公約や、政治的な駆け引きが見え隠れする中で、果たして都知事がしっかりと職務を果たせるのか疑問です。特に石丸伸二が知事に選ばれたとしても、都議会には小池知事の影響を受けた議員や自民党の後ろ盾があり、彼の手腕が発揮されるのか心配です。政治家の一掃を謳うのは簡単ですが、本当にそれを実現する意志があるのなら、もっと有効な手段があるのではないでしょうか。純情さを売りにして有権者の支持を得るほど、日本は甘くありません。 前回の都知事選で第5位となった桜井誠という男がいます。彼のヘイトスピーチは耳を疑うものでしたが、その民族団結を訴える言葉には、人間の本能に訴えかける説得力があったのでしょう。初めて彼を見たのは、京王線南大沢駅前での街宣活動でした。コロナウイルスを「中国ウイルス」

                    都知事選と日本の未来を考える - nyoraikunのブログ
                  • 今の閉塞感の原因ー2010年代を総括し、これからを展望する。思想家・酒井隆史さんインタビュー|人民新聞

                    ガザ虐殺に抗議し、米国の大学に大規模キャンプが作られた。日本の大学も同様だ(4面参照)。ただ規模、人数、学生・教員の共感や支援は米の方がかなり多い。度々表れる違いは、抵抗や直接行動への社会の理解の違いだ。だが直近の日本でも、11年原発事故や15年戦争法案反対で国会前車道を占拠した経験がある。問題は、誰がどう言語化や総括するかだ。「リベラル知識人」や「統制的な主催者」が「穏健・中道・改良的」な方向へ回収し、その方がまともで賢い言動と思われたのではないか。それが今の閉塞感の原因ではないか。昨春出版した『賢人と奴隷とバカ』(亜紀書房)でそう包括的に指摘したのが、思想家の酒井隆史さんだ。酒井さんに2010年代〜現在の総括と変革への道を聞き、語り合った。(編集部:園、サパタ) 運動内議論や知的活性化が起きず 本を出し、2010年代を総括した動機は? 酒井…『人民新聞』で本書をとりあげて頂くのは嬉しい

                      今の閉塞感の原因ー2010年代を総括し、これからを展望する。思想家・酒井隆史さんインタビュー|人民新聞
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