今年のノーベル化学賞に、リチウムイオン電池を開発した吉野彰(あきら)旭化成名誉フェロー(71)が輝いた。日本人のノーベル賞受賞は27人目で、化学賞は8人目。日本中が快挙に沸いたが、逆に意気消沈したのが韓国だ。事前に、自然科学分野での韓国人候補の名前を上げて朗報を待っていたが、今年もゼロに終わったからだ。 《韓国研究財団、ノーベル賞に近い韓国人17人を発表したけれど…》 朝鮮日報(日本語版)は7日、こんな記事を掲載した。 同財団が、論文の引用回数などを踏まえて、ノーベル賞に近い韓国人科学者17人を発表したという。同紙に掲載された主な候補者は別表の通り。 毎年この時期は「ノーベル賞ウイーク」と呼ばれ、世界各国がスウェーデン王立科学アカデミーなどの発表に注目する。韓国も同様だが、自国民の受賞がないため、「ノーベル症の季節」ともいわれるという。 韓国人のノーベル賞受賞者は、2000年6月の「初の南