柔道男子90キロ級決勝、ジョージアのラシャ・ベカウリ(右)に内股を仕掛け、村尾三四郎がスコアを確認するもポイントは奪えず=シャンドマルス・アリーナで2024年7月31日、平川義之撮影 7月26日に開幕したパリ・オリンピックは日本選手の活躍もあり、盛り上がりを見せている。応援の熱が高まる半面、プレーの判定を巡ってネット交流サービス(SNS)が炎上するケースも相次いでいる。一方、SNSを通じた選手らへの中傷は過激化しており、選手を守る対策が求められている。 7月31日の柔道男子90キロ級決勝。日本の村尾三四郎選手が投げ、相手に片手と尻餅をつかせた。ポイントが認められれば村尾選手の金メダルが決まったが、判定は試合続行。柔道人口が多く目の肥えたフランスの観客らからはブーイングが響いた。 終了間際に同時に技をかけ合ったように見えた状態から倒れ込み、ビデオ判定の結果、2021年東京五輪金メダルのラシャ