山口県阿武町から誤って振り込まれた給付金の一部を別の口座に振り替えたとして起訴された24歳の被告が1日、勾留されていた警察署から保釈されました。 山口県阿武町の無職、田口翔被告(24)は、阿武町から振り込まれた国の臨時特別給付金4630万円の一部を、誤って入金されたと知りながら決済代行業者の口座に振り替えたとして逮捕・起訴されています。 被告の弁護士の請求を受けて山口地方裁判所が保釈を認め、被告は保釈金250万円を納めて、1日正午ごろ勾留されていた山口市の山口南警察署から保釈されました。 被告は黒いスーツを着て髪は肩まで伸びていて、報道陣のカメラの前で深く頭を下げたあと、弁護士とともに車に乗り込んで警察署をあとにしました。 被告は、弁護士を通じて「このたびは、私の行動で多くの方にご迷惑をおかけして大変申し訳ありません。保釈後は仕事をしてお金を少しずつ返済していこうと思います」というコメント