身の回りの製品や食品の安全性に関する情報を、インターネットを通じて国民に提供する消費者庁の「事故情報データバンクシステム(DB)」で、重大事故があった商品名を非公表にしたまま掲載するケースが相次いで判明した。品名が分からなければ注意しようがなく、消費者団体は「何のためのDBか分からない」「企業への過度な配慮」と批判している。 東京都は4月、「目のピント調節を助ける」とうたう機能性表示食品のサプリメントを摂取した40代の男性が肝炎になったと発表した。医師は「機能性表示食品の摂取による薬物性肝炎の疑い」と診断した。 (共同通信)