阿部守一知事は17日、県庁で記者会見し、政府が新型コロナウイルスの感染拡大に対応する緊急事態宣言の対象地域を全国に拡大したことを受け、県民に対し、生活の維持に必要な場合を除いて外出を自粛するよう要請した。改正特別措置法(新型コロナ特措法)に基づく都道府県知事の権限としての要請で、期間は宣言対象の5月6日まで。県内での感染拡大を防ぐため、知事は「人との接触を極力減らす対応を徹底してほしい」と強く求めた。 会見に先立ち開いた対策本部会議で、緊急事態宣言の発令に伴う県の対応を決定。県は4月22日までを「感染対策強化期間」と位置付け、政府の緊急事態宣言が7日に発令された東京都など7都府県を含む感染拡大地域との往来自粛や、接客を伴う飲食店などへの出入り自粛を要請している。こうした対応に加え、県内での感染拡大防止には、県民に外出の自粛を求める強い要請が必要と判断した。 知事は、医療機関への通院や生活必