テレビでよく見かけたアナウンサーが刑事事件の容疑者としてニュース番組に登場し、視聴者を驚かせることがたまにある。2012年10月に窃盗の容疑で逮捕された広島の放送局「中国放送」の元アナウンサー、煙石博さん(69)もその1人だ。当時はアナウンサーがまた1人犯罪者に転落したように思われたが、実は今、地元広島でこの事件の冤罪を疑う声が渦巻いているのだ。 【その他の写真はコチラから→http://tocana.jp/2015/11/post_8070.html】 ■1、2審共に有罪だが...... 「私は、証拠もない、疑わしくもないのに、懲役1年、執行猶予3年というとんでもない、信じられない不当判決を受けました」 去る10月11日、広島本通商店街。街頭に立った煙石さんはマイクでそう訴えた。周囲では、友人、知人らが結成した「煙石博さんの無罪を勝ち取る会」のメンバーたちが道行く人たちに冤罪を訴えるチラ