様々な音を音楽に取り入れ実験的なポップスを生み出してきたトクマルシューゴ。彼の音楽性には多幸感という言葉が付きまとう。恐らくトクマルの音楽が持つ祝祭感と、音の種類の多さを指すために、この言葉が使われているのだろう。 このレビューで語られている「Decorate」のイントロは、遊園地のメリーゴラウンドで使われる音楽のようで、強い祝祭感がある。 薬物によって感じる幸福(麻薬などによる)過度の幸福感。陶酔感。 引用:コトバンク 社会的に信頼されている辞書、大辞林において多幸感はこのように紹介されている。本来は薬物でトリップしている人の幸福感を指す言葉なのだ。しかし近年はその用法が広がっているらしい。 多幸感の用法が広がる愛情による至福感や、競技で勝利したときの陶酔感、オーガズムは、多幸感の例である。 また、多幸感は宗教的儀式や瞑想によっても生じうる。 特定の薬物の副作用として生じる場合もあり、ま