「コロナ治療」で広がる輸入 未承認薬、厚労省「安易な服用控えて」 2021年02月21日07時05分 海外個人輸入代行業者のサイトで、コロナウイルス治療薬として宣伝・販売されている国内未承認薬=10日 新型コロナウイルスの治療薬として臨床試験(治験)中の抗寄生虫薬などを、海外から取り寄せる動きが広がっている。ただ、国が承認をしていない薬は、副作用などが出ても救済対象にならない可能性がある。厚生労働省は未承認薬の安易な服用を控えるよう求めている。 mRNAワクチン、高い効果 予防「95%」、世界初の実用化 「自宅療養で命を落とす人がいる」。静岡県に住む40代の女性は昨年11月、代行業者を使って輸入したインドの医薬品会社製造の抗寄生虫薬「イベルメクチン」を飲んだ。国内でコロナ治療薬として承認されていないため、米疾病対策センター(CDC)で公開中の論文を読むなどして情報を収集。「感染予防のため自