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古今和歌集 仮名序 特徴の検索結果1 - 24 件 / 24件

  • 「○聖」という尊称について

    「剣豪」「剣聖」という呼称の誕生について - Togetterまとめ の流れから、コメント欄で、 元ネタというか発想の元は李白や杜甫の詩仙や詩聖なんだろうがな。 と言われているのだが、 詩仙 李白 詩聖 杜甫 詩豪 劉禹錫 詩魔 白居易 詩鬼 李賀 詩佛 王維 詩囚 孟郊 詩瓢(詩奴) 賈島 詩骨 陳子昂 詩狂 賀知章 詩傑 王勃 詩家天子/七絶聖手 王昌齡 詩佛,詩聖,詩仙,詩鬼,詩魔各是誰?-百科問答-中文百科在線 これらは優れた詩人にそれぞれの特徴を捉えたアダ名をつけているだけであり、 杜甫の詩には儒教的な思想が反映されているから「(儒教における)聖人」という意味での「聖」なのであって、 思想方面,杜詩中有儒家思想,洋溢著仁民愛物的情懷和濃烈愛國主義色彩,有「詩聖」之譽。 杜甫 - 维基百科,自由的百科全书 日本で言うときの「最も優れているから『聖』なのだ」というようなニュアンスは、

      「○聖」という尊称について
    • 美学 - Wikipedia

      美学(びがく、英: aesthetics、またæsthetics、esthetics、エスセティクス、エステティクス、希: Αισθητική)は、美の原理などを研究する学問であり、18世紀に成立したとされる哲学の一分野である。美の本質や構造を、その現象としての自然・芸術及びそれらの周辺領域を対象として、経験的かつ形而上学的に探究する。美的対象、美的判断、美的態度、美的経験、美的価値などが問題とされてきた[1]。 日本においては、森鷗外により「審美学」という訳語が与えられた[2][注 1]が、現在では美学と呼称される。美学の本来の意味は「学問」を表しているが、転じて単に美意識、美的感覚を表すこともある。また、日本語の「美学」は、本来の意味から転じ、優れた信念を持つ様を表す場合もある。 概要[編集] 伝統的に美学は「美とは何か」という美の本質、「どのようなものが美しいのか」という美の基準、「

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      • 時事ドットコム:古今和歌集、完全写本見つかる=漢字、仮名序文付きで最古−甲南女子大

        古今和歌集、完全写本見つかる=漢字、仮名序文付きで最古−甲南女子大 古今和歌集、完全写本見つかる=漢字、仮名序文付きで最古−甲南女子大 最初の勅撰(ちょくせん)和歌集として知られる「古今和歌集」の歌がすべてそろった完全な写本が見つかったと、甲南女子大(神戸市東灘区)が20日、発表した。鎌倉時代初期の写本とみられ、序文として編さんの意義や目的を漢字で記した「真名序」と、ひらがなで記した「仮名序」がある完全な写本としては最古という。  同大の米田明美教授(日本文学)は「古今和歌集が現在の形になるまでの経緯など、和歌の研究上、貴重な資料だ」と話している。  古今和歌集は10世紀初頭、天皇の勅命に基づいて紀貫之らが選者となった最初の勅撰和歌集で、平安時代の貴族にとって必要な教養とされた。  見つかった写本は上下2冊で、縦約16センチ、横約15センチ。どちらも220ページ前後あり、約1100首すべて

        • わび・さび - Wikipedia

          わび・さび(侘《び》・寂《び》)は、慎ましく、質素なものの中に、奥深さや豊かさなど「趣」を感じる心、日本の美意識。美学の領域では、狭義に用いられて「美的性格」を規定する概念とみる場合と、広義に用いられて「理想概念」とみる場合とに大別されることもあるが[1]、一般的に、陰性、質素で静かなものを基調とする[2]。本来は侘(わび)と寂(さび)は別の意味だが、現代ではひとまとめにして語られることが多い[3]。茶の湯の寂は、静寂よりも広く、仏典では、死、涅槃を指し、貧困、単純化、孤絶に近く、さび(寂)はわびと同意語となる[4]。人の世の儚(はか)なさ、無常であることを美しいと感じる美意識であり、悟りの概念に近い、日本文化の中心思想であると云われている[5]。 侘[編集] 龍安寺方丈庭園(石庭)。ここは曇っていてはだめだ。強い陽射しではない明るい日の中で観る古茶けた塀にこそ侘びを表象し、その塀の微妙な

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          • JapanKnowledge版『日本国語大辞典』でテーマを探索しよう - ronbun yomu

            この記事は「言語学な人々 Advent Calendar 2023」の17日目の記事です。 adventar.org 前置き 小学館『日本国語大辞典(第2版)』(以下、日国)の JapanKnowledge 版(以下、JK版日国)は、紙媒体にはない検索機能を備えています。*1 JapanKnowledge Lib 使い方ガイド JapanKnowledge 全体を対象とした「詳細(個別)検索」でも以下の検索を行うことができますが、 見出し検索 or 全文検索 AND, OR, NOT検索 完全一致、前方一致、後方一致、部分一致 この詳細検索の対象を『日国』に限定すると、検索範囲(見出し or 全文 or 用例 or …)をさらに細かく設定できたり、品詞で絞ったりできるようになります。 方法は以下の通り。 「詳細(個別)検索」にマウスオーバーして「日本国語大辞典」 または、「詳細(個別)検索

              JapanKnowledge版『日本国語大辞典』でテーマを探索しよう - ronbun yomu
            • 「角川学芸出版」まとめ〜勉強したい社会人と大人のための出版社 - ぐるりみち。

              :::: 角川学芸出版 :::: 「角川学芸出版」というレーベルがある。KADOKAWAグループ全体の中では霞みがちですが、調べてみたら、結構おもしろそうな本をたくさん取り扱っているんですよね。 角川学芸出版は、常に「温故知新」を胸に「思索」「創作」「学究」「研究」の成果を振興・育成し「現在の日本そして次なる時代の日本」に向けて「文化の芽」を意欲的に発信し、さらなる「日本の文化力」の向上に貢献できる出版社であることを志しています。 (角川学芸出版より) サイトのリード文にもこう書いてある通り、「学問」や「文化」にフォーカスした書籍の取り扱いが多いみたい。例えるなら、“大人向けの国語の教科書”とでも申しましょうか。過去に習った知識を発展させたような、それでいて「専門」とまではいかないような、程良い「勉強本」や「入門書」。 さすがに数百冊の一覧を作る気は起きなかったので、個人的に気になる「勉強

                「角川学芸出版」まとめ〜勉強したい社会人と大人のための出版社 - ぐるりみち。
              • 歌物語としてのインド映画 | バハードゥルシャー勝(まさる)

                9月20日(土)と21日(日)に代々木公園で開催されたナマステ・インディア。その2日目に、「インド映画の楽しみ方」という題で講演をさせていただいた。会場は代々木公園の一角に設営されたエア・インディア・セミナーハウスという名のテントで、必ずしも落ち着いて講演ができる環境ではなかったのだが、インド好きが集まるレアなイベントなので、多少のディープな話をしても許される雰囲気はあった。セミナーの主催者は日印協会で、上述の題を設定したのも同協会だった。僕はそれに「歌物語としてのインド映画」という副題を追加した。時間は1時間20分ほどであった。 ブログにも講演の内容を掲載して欲しいという要望が多数寄せられたので、ここで簡単に、どんなことを話したのかを書き記しておこうと思う。 近年、日本人の間で、インド映画の認知度は高まって来たと言えるが、一般の日本人が抱くインド映画のイメージは、「歌って踊って」というも

                  歌物語としてのインド映画 | バハードゥルシャー勝(まさる)
                • 古今和歌集、完全写本見つかる=漢字、仮名序文付きで最古−甲南女子大 (時事通信) - Yahoo!ニュース

                  最初の勅撰(ちょくせん)和歌集として知られる「古今和歌集」の歌がすべてそろった完全な写本が見つかったと、甲南女子大(神戸市東灘区)が20日、発表した。鎌倉時代初期の写本とみられ、序文として編さんの意義や目的を漢字で記した「真名序」と、ひらがなで記した「仮名序」がある完全な写本としては最古という。 同大の米田明美教授(日本文学)は「古今和歌集が現在の形になるまでの経緯など、和歌の研究上、貴重な資料だ」と話している。 古今和歌集は10世紀初頭、天皇の勅命に基づいて紀貫之らが選者となった最初の勅撰和歌集で、平安時代の貴族にとって必要な教養とされた。 見つかった写本は上下2冊で、縦約16センチ、横約15センチ。どちらも220ページ前後あり、約1100首すべてがそろっている。古今和歌集はこれまで多くの写本が見つかっているが、鑑定の結果、書風や上の句と下の句の書き分け方の特徴から、鎌倉時代初期の

                  • 古今和歌集 - Wikipedia

                    「古今和歌集仮名序」(巻子本) 仮名序の冒頭。「古今倭歌集序」と最初に書くが、通常の『古今和歌集』の伝本にはこの題はない。12世紀ごろの書写で国宝に指定されている。大倉集古館蔵。 『古今和歌集』(こきんわかしゅう)とは、平安時代の歌集。全二十巻。勅撰和歌集として最初に編纂されたもの[注 1]。醍醐天皇の命により編纂され、905年に奏上された。後世の勅撰和歌集の範となり、国風文化・日本文学に影響をのこした。略称を『古今集』(こきんしゅう)という。 成立[編集] 『古今和歌集』は二つの序文を持つ。仮名で書かれた仮名序と、漢文で書かれた真名序である[注 2]。仮名序によれば、醍醐天皇の勅命により『万葉集』に選ばれなかった古き時代の歌から撰者たちの時代までの和歌を撰んで編纂し、延喜5年(905年)4月18日に奏上された[注 3]。ただし現存する『古今和歌集』には、延喜5年以降に詠まれた和歌も入れら

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                    • AIはくずし字が読めるのか?古今集十本による可読率ランキング|燈露

                      これは十本の『古今和歌集』仮名序の冒頭をくずし字OCRにかけて、どの程度読めているのかをランキング形式で確認したものです。 近年はAIの技術も進んでいるので、巷では、くずし字を読む時代が終わるとも言われています。聞くところによると、くずし字AIの可読率は95%とのことで、凄そうですよね。 ○2021年度日本近世文学会春季大会シンポジウム「デジタル時代の和本リテラシー 古典文学研究と教育の未来」2021年6月12日(土) https://youtu.be/X03CMIV5SW8 しかし、実際はどうなのでしょうか。95%とはどのぐらい読めているのでしょうか。AIが人間の代わりにくずし字を読んでくれて、古写本の全文検索ができる日を夢見てみたりするわけですが、数字だけだと具体的なことがわかりません。 具体的にどうなのか、検討しているものを見つけられなかったので、実際に自分でやってみようというわけで

                        AIはくずし字が読めるのか?古今集十本による可読率ランキング|燈露
                      • 時事ドットコム:古今和歌集、完全写本見つかる=漢字、仮名序文付きで最古−甲南女子大

                        古今和歌集、完全写本見つかる=漢字、仮名序文付きで最古−甲南女子大 古今和歌集、完全写本見つかる=漢字、仮名序文付きで最古−甲南女子大 最初の勅撰(ちょくせん)和歌集として知られる「古今和歌集」の歌がすべてそろった完全な写本が見つかったと、甲南女子大(神戸市東灘区)が20日、発表した。鎌倉時代初期の写本とみられ、序文として編さんの意義や目的を漢字で記した「真名序」と、ひらがなで記した「仮名序」がある完全な写本としては最古という。  同大の米田明美教授(日本文学)は「古今和歌集が現在の形になるまでの経緯など、和歌の研究上、貴重な資料だ」と話している。  古今和歌集は10世紀初頭、天皇の勅命に基づいて紀貫之らが選者となった最初の勅撰和歌集で、平安時代の貴族にとって必要な教養とされた。  見つかった写本は上下2冊で、縦約16センチ、横約15センチ。どちらも220ページ前後あり、約1100首すべて

                        • 文字についての謎を文字で明かす、円城塔の最高傑作――「文字渦」(円城塔、新潮社) - SF游歩道

                          書籍情報 作者:円城塔 出版社:新潮社 形態:単行本 文字渦 作者: 円城塔 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2018/07/31 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 収録作品 「文字渦」 「緑字」 「闘字」 「梅枝」 「新字」 「微字」 「種字」 「誤字」 「天書」 「金字」 「幻字」 「かな」 感想・各作品解説 《新潮》連載時に「種字」を読んでからずっと単行本化を待っていた。率直に、間違いなく今年の新刊本の一番はこの作品で決まりだ。そう断言出来る。(しかしながらこの文章を書き上げるのに4ヶ月もかかってしまった) 円城塔特有の「どこまで本当なのか分からない大法螺成分」は各短篇の題材自体に吸い取られているので、文字に関する論理的な考察に集中して読むことが出来る一冊になっている。その点では円城塔を初めて読むという人でもあまり抵抗なく読むことが出来るのではないか。川端康成文学

                            文字についての謎を文字で明かす、円城塔の最高傑作――「文字渦」(円城塔、新潮社) - SF游歩道
                          • 柿本人麻呂 - Wikipedia

                            出典は列挙するだけでなく、脚注などを用いてどの記述の情報源であるかを明記してください。記事の信頼性向上にご協力をお願いいたします。(2018年10月) 柿本人麻呂(百人一首より) 柿本 人麻呂(かきのもと の ひとまろ)、斉明天皇6年(660年)頃 - 神亀元年(724年)3月18日[1])は、飛鳥時代の歌人。名は「人麿」とも表記される。後世、山部赤人と共に歌聖と呼ばれ、称えられている。三十六歌仙の一人で、平安時代からは「人丸」と表記されることが多い。 人物[編集] 出自・系譜[編集] 柿本臣は、孝昭天皇後裔を称する春日臣の庶流に当たる。人麻呂の出自については不明である。生前や死没直後の史料には出自・官途についても記載がなく、確実なことは不明である。 経歴[編集] 彼の経歴は『続日本紀』等の史書にも記載がないことから定かではなく、『万葉集』の詠歌とそれに附随する題詞・左注などが唯一の資料で

                              柿本人麻呂 - Wikipedia
                            • 国風文化 - Wikipedia

                              国風文化(こくふうぶんか)とは、日本の歴史的文化の一つである。10世紀の初め頃から11世紀の摂関政治期を中心とする文化であり、12世紀の院政期文化にも広く影響を与えた。 江戸時代から用例はあるが、「国風文化」という用法は小島憲之の『国風暗黒時代の文学』により国文学史の分野で一般的となり、その後歴史や美術史へ転用された。原義の「国風」とはくにぶり(地方の習俗)の意味であり「雅(みやび)」に対置される概念であるが、日本での国風文化は雅風への展開という意味合いで使われている[1]。国風文化(こくふうぶんか)とは、日本の歴史的文化の一つである。 特色[編集] 中国の影響が強かった奈良時代の文化(唐風)に対して、これを国風(和風・倭風)文化と呼んでいる。現在まで続く日本の文化の中にも、この流れを汲むものが多い[注釈 1]。 11世紀に確立された「日本的な美」の特徴は、美しい色彩とやわらかく穏やかな造

                                国風文化 - Wikipedia
                              • それを「主語」と呼ぶのは自由――柳父章『近代日本語の思想』、金谷武洋『日本語に主語はいらない』、鴻巣友季子「朝吹真理子 アテンポラルな夢の世界」 - 翻訳論その他

                                文芸誌『群像』の三月号で、マイケル・エメリックという日英翻訳家と柴田元幸が対談をしている。一か所、ふつうに読めば、奇妙なやりとりがある。 エメリック (……)日本語には時制が無いと言われます。完了形が基本で過去形がないので、自由に「〜であった。〜である。」と続けていくことが出来る。 柴田 現在形と過去形を混ぜちゃっていい。 エメリック 日本語はとても寛容な言語ですね。 (「翻訳は言語からの解放」『群像』2011年3月号) エメリックという人は、日本語に「過去形がない」と断言している。おまけに「日本語には時制が無い」というのだから、とうぜん「現在形」もないと考えているはずだ。にもかかわらず柴田は、「現在形と過去形を混ぜちゃっていい」と、何の留保もなく、エメリックの発言の土台をぶちこわすような言葉で、これに平然と応じている。エメリックは、日本語には現在形も過去形もないと言ったのだ。いったいどう

                                  それを「主語」と呼ぶのは自由――柳父章『近代日本語の思想』、金谷武洋『日本語に主語はいらない』、鴻巣友季子「朝吹真理子 アテンポラルな夢の世界」 - 翻訳論その他
                                • 平安時代のわかちがき - phonetika (φωνητικά)

                                  プラトニストの phonetikos (φωνητικός) が、古代ギリシャ語や日本語、英語、ドイツ語、サンスクリット語、ラテン語、ロマンス諸語などことばにまつわることや、神秘学、哲学、宗教、天文、音楽などについて書いています。 ●ギリシャ語の文字と発音 古典語と現代語の文字の名まえと文字のよみかた、ラテン文字(ローマ字)との関係、アクセント記号と気息記号、句読点、数字用の文字、など ●古典ギリシャ語の発音記号 古典ギリシャ語の発音をあらわす IPA (International Phonetic Alphabet)、アクセント、母音、子音、例文「北風と太陽」 ●IPA for Ancient Greek a table of the symbols, an example "The North Wind and the Sun" ●古典ギリシャ語のアクセントの発音 単語のアクセント、文

                                    平安時代のわかちがき - phonetika (φωνητικά)
                                  • 紀貫之 - Wikipedia

                                    紀貫之(狩野探幽『三十六歌仙額』) 紀 貫之(き の つらゆき)は、平安時代前期から中期にかけての貴族・歌人。下野守・紀本道の孫。紀望行の子。官位は従五位上・木工権頭、贈位、従二位。『古今和歌集』の選者の一人で、三十六歌仙の一人。 概略[編集] 幼名を「内教坊の阿古久曽(あこくそ)」と称したという[注釈 1]。貫之の母が内教坊出身の女だったので、貫之もこのように称したのではないかといわれる。 延喜5年(905年)醍醐天皇の命により初の勅撰和歌集である『古今和歌集』を紀友則・壬生忠岑・凡河内躬恒と共に撰上。また、仮名による序文である仮名序を執筆している(真名序を執筆したのは紀淑望)。「やまとうたは人の心を種として、よろづの言の葉とぞなれりける」で始まるこの仮名序は、後代の文学に大きな影響を与えた。また『小倉百人一首』にも和歌が収録されている。理知的分析的歌風を特徴とし、家集『貫之集』を自撰し

                                      紀貫之 - Wikipedia
                                    • 文学を読む

                                      文学を読む③文学研究と批評・評論◆       (2004.04) 本を読んでいるときに、その読者にどのようなことが起こっているのかは、まちまちだということは、アンケート結果からもよくわかる。 アンケートでは文学研究や批評のプロにも訊いているが、趣味で読んでいる時と、批評や研究の対象として読むときとは違うのか、と言えば、やっぱり違うだろう。一度目は同じかもしれないが、研究や批評の対象とになる本について、一度読んだきりで何かを書いてしまうなどということはまずあり得ないので、二度三度と読む。二度目三度目目の読みが最初と同じになるわけがない。どこかしらに力点を置いた読み方をしたり、あるいは非常に精密に読んでいきながら問題点を探っていったりすると思う。この時にどのように読むのかというのが、批評とは何かという問題に直接つながってくる。 やや迂遠ながら、文学研究ということについて振り返り、文学を読むと

                                      • 『日本語と西欧語』(講談社学術文庫) 金谷 武洋 著|【逸脱書評】その他|南井三鷹の文藝✖︎上等

                                        商業主義に堕した出版界など知の表層のさらに表層でしかない。ファッションを突き抜けた言語世界の「深さ」をキミは見ない? 見たか。 日本語に主語はない 本書は講談社メチエの『英語にも主語はなかった』(2004年)を原本として、加筆修正された文庫版です。 著者の金谷はカナダに移住して、モントリオール大学東アジア研究所の日本語学科で日本語教師を長年務めていました。 どうやら日本語学のアカデミズムの外部にいる人のようです。 金谷の論の骨子は「日本語には主語がない」ということにあります。 権威化した日本語文法では主語は存在することになっているので、金谷はそれに真っ向から反対しているわけですが、 ほとんど同調する研究者がいないらしく、彼に先行して「主語廃止論」を主張していた三上章という存在がしばしば取り上げられています。 三上は高校教師(どうも数学教師だったらしい)の立場で『現代語法序説』(1953年)

                                          『日本語と西欧語』(講談社学術文庫) 金谷 武洋 著|【逸脱書評】その他|南井三鷹の文藝✖︎上等
                                        • 短歌共鳴論(ver.0.2.1)を公開します - 丘と水路と橋と火を

                                          まえがき 短歌総合誌「現代短歌」にて予告を打っていただき、掲載を予定していた「短歌共鳴論」について、諸般の事情により誌上での掲載が取りやめとなりましたので、すでに制作済みの原稿について本ブログにて公開いたします。 「諸般の事情」などというと色々と誤解を招きそうなのであらかじめ断っておきますと、誌面事情による掲載延期などもありましたが、掲載中止の主な要因としては浅野の力不足によるものです。 「現代短歌」編集部のみなさまはじめ、関係各位には多大なるご厚意をいただいておりました。 その期待に最終的には応えることができなかった、かつ、改稿作業にも多くの時間を要することが見込まれる、という二点より、協議の上いったん「現代短歌」での掲載については取りやめとさせていただきました。 ですので、以下の「短歌共鳴論」の内容については、今後さらなる検証および改稿が必要なものとなります。 一方、不完全ではありなが

                                            短歌共鳴論(ver.0.2.1)を公開します - 丘と水路と橋と火を
                                          • ここが熱いよ『歌合』! ~民俗学・古典文学・芸能の視点から~ - Million Notes

                                            こちらは感想本編に収まりきらなかった、歌合ここがたまらん!!!!!!!の煮凝りです。 ツイッターで「●●って何か意味あるのかな?」で挙がってたもの、大体今回のテーマと繋がる心当たりがあるのがやばいなこのカンパニー……をどうしてもがっつり喋りたくて、独立記事になっちゃいました。 トピックは、 1. あの意味深な大岩なに? 天岩戸 千引の石 2.「マレビト」って結局なに?歌合と関係あるの? マレビト、祭り、歌 3.「歌合」って言ってるけど、だいぶルール違わない? 「歌」の橋 「合」の橋 4.六首の歌には何か規則性とかあるの?赤・青の組分けの基準は? 歌の規則性の乱れ 組分けの乱れ 5.「あなめでたや」には昼目歌やカグヅチ神話みたいな元ネタあるの? 古語拾遺? 三番叟? おわりに の5点です。 もっと自力で掘りたい!って方との情報共有にもなるように引用元の文章逐一出してますが、ぶっちゃけ全部読む

                                              ここが熱いよ『歌合』! ~民俗学・古典文学・芸能の視点から~ - Million Notes
                                            • 万葉集メモ4 - heuristic ways

                                              中西進『万葉集入門――その歴史と文学』を読んでいて、驚いたことがある。われわれは『万葉集』を古代日本の文芸の達成を示すものであり、いわば「国民文学」の代表のように見てしまいがちだが、万葉集の歌がうたわれた当時にあって、和歌は文芸の主流ではなく、むしろ古風な時代遅れのものとみなされていたらしいのである。当時最新流行の文芸は漢詩であり、漢風文化こそがメインストリームだった。和歌はむしろ、漢詩という主流の体制的文化に対する対抗文化(カウンターカルチャー)として再認識され、リヴァイヴァルされることになったと考えたほうがいい。 百済滅亡にともなってその要人の多くは日本に亡命したが、彼らは天智朝廷における各方面の文化に大きく貢献した。わが国の最初の漢風文化の栄えたのはこの天智朝であって、懐風藻(かいふうそう)という漢詩集の最初の漢詩人として大友皇子(天智と伊賀采女宅子〔いがのうねめやかこ〕との子)が現

                                              • 罪の川をこえてこい―遙か7兼続ルート感想 - 湖底より愛とかこめて

                                                本稿では『遙かなる時空の中で7』の「直江兼続」個人ルートについて感想を言ったり考察したり八葉「地の白虎」の解釈をみたりしていきます。 遙かなる時空の中で7 通常版 発売日: 2020/06/18 メディア: Video Game 未プレイの方向けに『遙か7』をオススメする記事はこちら www.homeshika.work 『遙か』シリーズの中での『遙か7』のテーマ位置づけについてはこちら www.homeshika.work 『遙か』シリーズ全体で「八葉」に共通する核となるイメージについてはこちら www.homeshika.work 4周目は兼続にしました。当方は兼続のもともとのホームである越後、ことに彼の尊敬する大殿様・軍神上杉謙信公のおひざもと出身なのでちょっと思い入れの関わる話になりそうだし、案の定なったしで本当は後にとっとこうと思ったのですが、他にもとっときたいルートしかねえため

                                                  罪の川をこえてこい―遙か7兼続ルート感想 - 湖底より愛とかこめて
                                                • 論文の書き方・各論編 - Hnami.net

                                                  論文の書き方 はじめに この文章を私が書き始めてからもう5年近くなります。その間にこの文章は色々なところからリンクされるようになりました。しかし私の直面する問題は和らいだようには思えません。それはつまり、私の接する大学院生たちの問題が和らいでいないということでもあります。 (注:おそらく2003年ごろの文章) 論文を書くプロセスがどんなものであるか、私はこの文章の旧版で説明しました。もちろん私は何人かの院生に、それに沿って指導をしました。残念ながら、私か危惧した通り、形式として論文にふさわしくないものを持った文章が修士論文として提出されることは止みませんでした。私はより直接的な指示を出す必要を感じ、「論文の書き方・実践編」をこのコーナーに加えました。 残念ながらすべての悲劇を防ぐことは出来ていませんが、ともあれ実践編がすでにあるわけですから、実践編と各論編の役割分担を決めたほうがよいでしょ

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