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合成生物学の検索結果1 - 10 件 / 10件

  • 皮膚の常在菌でインスリンを作って体内に常時供給する糖尿病の画期的治療法が実現しつつある

    血糖値を下げるホルモン・インスリンの分泌がうまくいかなかったり、インスリンの効きが悪くなったりすると、高血糖が常態化してさまざまな不具合や病気を引き起こす「糖尿病」の原因となります。そこで、糖尿病の進行によってはインスリンを注射する必要があるのですが、「インスリンを分泌できるように遺伝子改造した皮膚常在菌を体内に取り込むことで、自動的にインスリンを体内に供給する」という新たな治療法の研究を、生物学系ブログサイトであるGROWが紹介しています。 Getting Under the Skin https://www.growbyginkgo.com/2024/01/09/getting-under-the-skin/ 2010年、分子生物学者のクレイグ・ヴェンター氏らの研究チームは、コンピューターに記録されたバクテリアのゲノム情報を元に、実際にゲノムを含むDNAを合成し、酵母に移植することで「

      皮膚の常在菌でインスリンを作って体内に常時供給する糖尿病の画期的治療法が実現しつつある
    • ついに大腸菌で「DOOM」をプレイする猛者が登場、ただしクリアには600年かかる

      1993年に発売された「DOOM」はファーストパーソン・シューティングゲーム(FPS)の草分け的タイトルとして知られています。また、ゲーム機だけではなく、カーナビや医療用超音波スキャナー、レゴブロック、プリンターなど、多種多様な場所に移植されていることでも有名です。そんな「DOOM」をなんと大腸菌でプレイする研究が発表されています。 “Can it run Doom?” (Gut bacteria edition) | Ars Technica https://arstechnica.com/gaming/2024/01/can-it-run-doom-gut-bacteria-edition/ マサチューセッツ工科大学(MIT)の大学院生であるローレン・ラムラン氏は、合成生物学の研究課題として今回の「DOOM」移植を行ったとのこと。ラムラン氏は以下の解説ムービーを公開しています。 Run

        ついに大腸菌で「DOOM」をプレイする猛者が登場、ただしクリアには600年かかる
      • システム生物学って何だったんですか?(前編)

        はじめに システム生物学(systems biology)が提唱され(1998年)てすでに25年が経過しました。 諸外国をみると例えばUKなどではsystems biologyやその派生分野 (例えばsystems immunology)が比較的頻繁に使われ分野名として根付いているようであるのに対し、日本ではシステム生物学を標榜する研究室は思ったよりも少ないです。一方で、システム生物学が目指した研究の方向性は、定量生物を始めとして国内においても自然に受け入れられ普及しています。つまり名実でいえば実は十分伴っているように見受けられます。そして、新たにシステム生物学入門の教科書が出版されたように、若い世代にはそれ以上の世代(2023年現在40, 50代の世代)と比較して、システム生物学という語に良い意味でも悪い意味でも特別な印象は持ってないように見受けられます。 システム生物学の黎明期からこの

          システム生物学って何だったんですか?(前編)
        • ノア・スミス「テクノ楽観主義についての考察」(2023年10月21日)|経済学101

          ぼくにとってどんな意義があって,どうしてぼくはこれを支持してるのかBy Cory Doctorow from Beautiful Downtown Burbank, USA - The Sphere as Mars, view from my hotel room at Harrah’s, Las Vegas, Nevada, USA, CC BY-SA 2.0,「いやはや,とんだ大間違いだ!門を開けろ!」 ――ミュンヒハウゼン男爵今週のいろんなネタをまとめたときに,マーク・アンドリーセンの「テクノ楽観主義マニフェスト」に賛成の意を表しておいた.2つほど意見がちがう点も書き添えたけれど,全体として,技術発展の加速を支持する主張をこういう風に妥協なしにぶっぱなすことこそ,陰気な2010年代の停滞した空気から脱出するのに必要だ. ただ,マークのマニフェストでは,ぼくがテクノ楽観主義について考え

            ノア・スミス「テクノ楽観主義についての考察」(2023年10月21日)|経済学101
          • 「AIが開発した生物兵器」が国家安全保障上の懸念に浮上、アメリカ政府やAI企業が規制の検討に乗り出す

            近年のAI技術の発達は目覚ましく、人間が書いたように自然な文章を高い精度で生成するだけではなく、プログラムのソースコードを自動で記述したり、タンパク質の立体構造を予測したりすることも可能になっています。そして、専門家が「AIを利用することで新たな生物兵器を開発するハードルが下がっている」と警鐘を鳴らしています。 Threats From AI: Easy Recipes for Bioweapons Are New Global Security Concern - Bloomberg https://www.bloomberg.com/news/features/2024-08-02/national-security-threat-from-ai-made-bioweapons-grips-us-government 生化学者で元国連武器査察官のロッコ・カサグランデ氏は2023年春、ホ

              「AIが開発した生物兵器」が国家安全保障上の懸念に浮上、アメリカ政府やAI企業が規制の検討に乗り出す
            • GoogleやOpenAIなどのハイテク企業は従業員や採用候補者が「中国のスパイ」かどうかの調査を強化している

              アメリカと中国の地政学的な緊張が高まる中で、中国のスパイが大手テクノロジー企業に社員として潜入し、機密情報を盗み出すという事件がたびたび報告されています。そんな中、GoogleやOpenAIなどのテクノロジー企業が、スタッフや採用候補者が中国のスパイかどうかを調べるセキュリティ審査を強化していると、経済紙のフィナンシャル・タイムズが報じました。 Silicon Valley steps up staff screening over Chinese espionage threat https://www.ft.com/content/c5594136-55f7-43c3-8914-d1c4290f6670 Tech Firms Tighten Staff Scrutiny Over China Spying Concerns https://www.pymnts.com/technolo

                GoogleやOpenAIなどのハイテク企業は従業員や採用候補者が「中国のスパイ」かどうかの調査を強化している
              • 中国がAIで知的財産を盗んでいるとアメリカなど5カ国の「ファイブ・アイズ」が異例の警告

                オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、イギリス、アメリカの5カ国による機密情報共有の枠組みであるUKUSA協定、通称ファイブ・アイズが2023年10月17日に、「知的財産の窃取と各国に対するハッキングやスパイ活動にAIを利用している」として中国を非難する共同声明を発表しました。 Five Eyes intelligence chiefs warn on China's 'theft' of intellectual property | Reuters https://www.reuters.com/world/five-eyes-intelligence-chiefs-warn-chinas-theft-intellectual-property-2023-10-18/ Five Eyes spy chiefs warn Silicon Valley over Chinese thr

                  中国がAIで知的財産を盗んでいるとアメリカなど5カ国の「ファイブ・アイズ」が異例の警告
                • 「牛を使わないミルク」ベンチャーに脚光、鳥インフル感染拡大で

                  鳥インフルエンザの感染拡大を受けて、米国では牛乳の安全性が揺らぎ始めた。遺伝子組換えの微生物や作物から牛乳タンパク質を合成しようと試みる企業が相次いでいる。 by Antonio Regalado2024.06.18 7 7 この記事の3つのポイント 米国の酪農場で鳥インフルエンザのアウトブレイクが発生している 遺伝子工学者は酵母や植物に牛の遺伝子を組み込み、牛乳の代替品を開発している 大豆にカゼインを生成させ、動物を介さない牛乳生産を目指す企業もある summarized by Claude 3 この記事は米国版ニュースレターを一部再編集したものです。 米国の酪農場での鳥インフルエンザのアウトブレイク(集団発生)によって、牛乳の安全性は大きく揺らぎ始めた。生乳、つまり殺菌されていない牛乳を飲んだネズミは実際に感染する可能性があり、すでに数人の酪農業者が感染している。 米国食品医薬品局(F

                    「牛を使わないミルク」ベンチャーに脚光、鳥インフル感染拡大で
                  • 合成生物学のロボコン「iGEM」、日本の高校生チームが世界一 - 日本経済新聞

                    合成生物学のロボコンとも言われる「iGEM」の2023年パリ大会で、日本の高校生チーム「Japan-United」が初出場で世界の頂点に立った。合成生物学は細胞内で働くタンパク質やDNAをロボットの部品のように捉え、様々な機能を持つ細胞を人工的に作り出す研究だ。iGEMに参加するチームは自由にテーマを選び、合成生物学で社会課題を解決するアイデアを発表する。卒業生は7万人を超え、関連したスタートア

                      合成生物学のロボコン「iGEM」、日本の高校生チームが世界一 - 日本経済新聞
                    • 【スクープ】世界初の「線虫がん検査」、衝撃の実態を徹底取材(HIROTSUバイオサイエンス/広津崇亮)解説:須田桃子

                      特集記事はこちら 【スクープ】世界初の「線虫がん検査」、衝撃の実態 https://bit.ly/3rHnFMt 【実録】社員が止められなかった「疑惑のがん検査」 https://bit.ly/48BSVxi 【ドキュメント】「線虫がん検査」の知られざる過去 https://bit.ly/46zjGR9 【解剖】「疑惑のユニコーン」を肥大化させたエコシステム https://bit.ly/46yeL2C 【社長直撃】嘘をつく「動機がない」。疑惑の渦中で広津社長が語ったこと https://bit.ly/3RG6OEA 線虫がん検査で知られるHIROTSUバイオサイエンス社は、上場準備も進めるユニコーンだ。しかし医療関係者の間では、検査精度が広告の内容よりもかなり低いのでは、という懸念がささやかれている。NewsPicksの調査報道チームが疑惑を検証した。動画は特集記事の一部を抜粋したもの

                        【スクープ】世界初の「線虫がん検査」、衝撃の実態を徹底取材(HIROTSUバイオサイエンス/広津崇亮)解説:須田桃子
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