新型コロナウイルスの感染拡大防止のため4月1日から撮影が中断していたNHK大河ドラマ「麒麟がくる」(日曜後8・0)の収録が30日、東京・渋谷のNHKのスタジオで再開された。 関係者によると、この日は明智光秀役の主演・長谷川博己(43)と足利義輝役の向井理(38)が参加。制作ガイドラインに従い、スタッフや関係者の数を極力減らして密状態にならないようにしたほか、本番前までのフェースシールドの着用、約2時間おきに換気するなど徹底した感染防止対策を施した。NHKは「順調に撮影を進めております」と話している。 また、別の関係者によると、当面はスタジオ収録が中心になる予定で、合戦シーンはしばらく行わない方針。今後は史実に基づきつつ、光秀と織田信長(染谷将太、27)の関係性が色濃く描かれるといい、視聴者が「そういう解釈もあったのか」と目を見張り、納得できるような展開が注目を浴びそうだ。