日韓の軍事情報包括保護協定=GSOMIAの失効が23日に迫る中、韓国大統領府は、21日午後に予定していたNSC=国家安全保障会議を前倒しして午前中から開き、対応を協議しているもようです。韓国メディアはGSOMIAの失効を回避するための外交努力が続いていると伝えていて、NSCの結果に関心が集まっています。 GSOMIAをめぐって、ムン・ジェイン(文在寅)大統領は19日、テレビ局の特別番組で「最後の瞬間まで破棄を避ける努力は続ける」としながらも、GSOMIAを延長するためには日本側が輸出管理の強化を撤回する必要があるという従来の主張を繰り返しました。 韓国では、日本との関係が悪化する中でGSOMIAの破棄を支持する世論が根強く、来年4月に総選挙を控えたムン政権内には、日本への対抗措置として打ち出したGSOMIAの破棄を覆すのは得策ではないという意見があります。 一方、GSOMIAの破棄を決めた