新型コロナウイルス感染症の蔓延以降、Jリーグの各クラブはさまざまな制限を強いられ、一時は試合の開催さえ危ぶまれる時期を過ごしてきた。それでもコロナ禍3年目となった昨季はスタジアムの入場制限などが徐々に緩和され、過去2シーズンと比べると客足も着実に戻ってきた。 コロナ禍1年目の2020年に177万3,481人(平均5,796人)まで落ち込んだJ1の総入場者数は、2022年に438万4,401人(平均1万4,328人)まで回復。コロナ禍以前の状況にはまだまだ及ばないものの(2019年の総入場者数は634万9,681人だった)、約2年ぶりに声出し応援が復活するなど、段階的ながらスタジアムに“日常”が戻りつつある。 そんな中、昨季の平均入場者数で3年ぶりにJ1のトップに返り咲いたのが浦和レッズだ。2022年に行われたJ1のホームゲーム17試合の平均入場者数は2万3,617人、総入場者数は40万1,