ラプラスの箱とは、OVA『機動戦士ガンダムUC』に登場するキーワードであり、物語の根幹を成す存在である。 概要ラプラスの箱とは、ビスト財団が宇宙世紀の始まりから秘匿し続けてきた謎の存在であり、百年近くにも渡ってビスト家と地球連邦政府を縛ってきた「呪い」である。 宇宙世紀元年、改暦セレモニーが行われていた首相官邸「ラプラス」が爆破されるという「ラプラス事件」が起こった。 そのテロに携わった人間は口封じ目的で作業艇に仕掛けられていた爆弾で殺害されるが、青年(後のサイアム・ビスト)は爆発時に船外作業中であったために吹き飛ばされるだけで生存し、ラプラスの残骸の中を漂流していた所を天文学的な偶然から、後に「ラプラスの箱」と呼ばれることになる「ある物」を手に入れた。 奇跡的に生還したサイアムは「それ」が取引に使える重要な秘密であることを見抜き、裏社会で頭角を現していくと、秘密をネタに連邦を脅迫しつつも