愛車を見せてもらえば、その人の人生が見えてくる。気になる人のクルマに隠されたエピソードをたずねるシリーズ第14回の後編。俳優の岸谷五朗さんが、クルマに対する思いを語る。 【写真を見る】岸谷さんのRX-7以降の愛車遍歴はこちら(17枚) クルマの趣味を断ち切る岸谷五郎さんは、約25年間もマツダの3代目「RX-7」(FD型)を乗り続けた。 ほかのクルマに乗り換えなかったのは、大いに気に入っていたこととは別の理由も述べた。 「RX-7を買ったことで“クルマ”を諦めたんですよね。それはレースに出走しようとか、好みのクルマを求めていこうとか、そういうのを諦めました。芝居をやる代償として、ね」 RX-7購入後の話しだ。岸谷さんいわく「もうRX-7で(クルマは)終わり」と。 「クルマってキリがないくらいみんな好きになるじゃないですか? その趣味を、演劇を続けるために自分で捨てたんです。RX-7のあとも趣