外国為替市場で急速な円安・ドル高が進んでいる。13日に円相場は1ドル=126円台に下げ、2002年5月以来およそ20年ぶりの安値をつけた。日本の金融危機で北海道拓殖銀行や山一証券が破綻し、アジア通貨危機に見舞われた1997、98年に財務省・日銀は円買い介入に踏み切っていた。当時の財務官で「ミスター円」と呼ばれた榊原英資氏に、止まらない今の円安に対し通貨政策はどうすべきかを聞いた。「米国は引き締め、日本は緩和」の異常な状態
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来年の利下げを視野に入れている金融市場。為替相場にどのような影響を与えるだろうか。写真は米FRBのパウエル議長(写真:AP/アフロ) 歴史的に、米国の利下げ局面では円高に振れることが一般的だった。米国の利下げを見込む向きは少なくないが、過去の傾向の通り、円高に振れるのだろうか。 利下げ局面で円高に振れる背景には、日本の貿易黒字に裏付けられた実需の円買いが存在したが、昔とは異なり、今の貿易黒字は日本に戻ってこない海外利益が中心だ。 円高に傾いたとしても、かつてのような大幅な円高に振れることはないのではないか。「利下げで円高」という過去の常識はもう通用しない。 (唐鎌 大輔:みずほ銀行チーフマーケット・エコノミスト) 米利下げと円高の歴史 2024年の円相場見通しは、FRB(米連邦準備理事会)の利下げ時期と、これに伴う米金利低下を当て込んだ円高予想が支配的になりそうである。それは1年前にも見た
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