新年度が始まって3カ月。日々、部活動に励んでいる中学生も多いのでは。読者の疑問に答える静岡新聞のNEXT特捜隊に、この春、子どもが公立中に入学したという保護者から「運動部に入ろうとしたら、週末に部員の送迎を求められ、担える環境にないので困ってしまった」との投稿が寄せられた。この問題をどう考えるか、読者や有識者に意見を聞いた。 投稿してくれたのは、静岡市内に住む40代の女性。年度当初に学校から配布された部活動の一覧には、希望する部の保護者会の仕事として「月1回程度、大会や練習試合で配車(自家用車での部員送迎)当番あり」とあった。女性は運転免許はあるもののペーパードライバーで夫も週末は仕事。「入部は無理かも」と悩んだ。 その後、「配車ができなければ他の仕事を担えばよい」と聞き、子どもは希望の部に入部した。だが女性は「毎回送迎してもらうのは心苦しく、事故などの際の責任の所在も心配。親が送る以外に