「まん延防止等重点措置」適用前の週末、多くの人が行き交う渋谷のスクランブル交差点=東京都渋谷区で2021年4月10日午後1時50分、幾島健太郎撮影 12日から東京、京都、沖縄の3都府県で新たに適用される新型コロナウイルス対策の「まん延防止等重点措置」。都内では適用前最後の週末となった10日、行楽に繰り出す家族連れや若者たちが目立った。対照的に、措置が適用されてから初めての週末を迎えた仙台市では、目に見えて市街の人出が減っていた。 【図で詳しく】緊急事態宣言とまん延防止措置の違い 昼下がりの東京・浅草。浅草寺の仲見世通りは、食べ歩きを楽しむ人たちでにぎわう。家族4人で横浜市都筑区から来た会社員、山下尊(たける)さん(32)は「人が多くて驚いた。天気も良いし、自粛ムード前の駆け込みかもしれませんね」と話した。 東京都港区の会社員男性(30)は夫婦で浅草寺そばの遊園地「浅草花やしき」に行こうとし