結婚したくても物理的にできない340万人の男性たち 「金持ちを貧乏人にしたからといって、貧乏人が金持ちになるわけではない」 1980年代に新自由主義によってイギリス経済を立て直したといわれるサッチャー首相の言葉です。この言葉はその通りだと思いますが、同時に聖書にあるような「富める者はますます富み、貧しき者は持っているものさえ奪われる」状況に追い込まれることも事実です。 恋愛や結婚においても新自由主義化が進んでいます。いわゆる結婚できる者とできない者との格差問題です。もちろん、全員が結婚を希望しているわけではないし、する必要性を感じない人もいることは前提として、結婚を希望したからといってその全員ができるわけではない問題があります。特に男性側に。年収や性格の問題ではありません。あくまで物理的に無理なのです。それも340万人も。 乳児が無事に育ち、男性人口がどんどん増えている 以前、〈人口の半分