双極座標系 双極座標系(そうきょくざひょうけい、英語: Bipolar coordinates)はアポロニウスの円束を基底とした直交座標系である[1]。紛らわしいことに、双極座標という言葉は二中心双極座標(英語版)に対しても使用される。また、双角座標系(英語版)という座標系もある。 「双極」という言葉は2つの特異点(焦点)を持つ他の曲線(楕円曲線、双曲線、カッシーニの卵形線等)を指して使われることもある。しかしながら、「双極座標」という言葉はこの項で述べるような座標系のことを指し、楕円座標系(英語版)のような他の曲線に関連した座標系には使われない。 双極座標系の幾何学的解釈。角度σは2つの焦点と点Pによって形成されているが、 τ は焦点への距離の割合の対数である。定数 σ と τ に対応する円は赤と青で示され、直角に交わる(図の赤紫色の四角で示されている部分)。すなわち、赤と青の円は直交し