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池田晶子の検索結果121 - 160 件 / 173件

  • 6月30日 さいごから100人目の読者による池田晶子論。 - 夢見るように、考えたい

    ランキング参加中読書 私は論理的な思考が苦手だ。なんというか、体感で文章を読んでいる。論理的な文章は読む方は集中すればなんとか読めるが、まああまり読みたいとは思わなかった。書く方は、この日記をお読みいただいてお判りの通り、さっぱりである。 小林秀雄あたりの文書は、その凝縮された密度の濃い文体も相まって、学生時代はほとんど歯が立たなかった記憶がある。 小説はSFやファンタジーを中心に読みまくっていたし、マンガもとにかく読みまくっていたので、読めない文章がある、というのは内心結構悔しかった。 小林秀雄を読みだしたのは、池田晶子さんの著書、「新・考えるヒント」を読んでからである。 この本は小林の「考えるヒント」の文章を一部引用、その前後に池田さんが文章を加えられる、という試みである。 小林を敬愛される池田さんの文章は、すくなくとも私には小林の文章となんら変わらなく思え、では小林自身はどのように述

      6月30日 さいごから100人目の読者による池田晶子論。 - 夢見るように、考えたい
    • 【池田晶子 おすすめ本】「哲学の巫女」と呼ばれる池田晶子さんの書籍 - ほんのむし

      「考える人」になりたければ池田晶子を読むべし! 哲学の巫女との異名を持つ哲学者の池田晶子さん。難しい学術用語を一切使わず、日常で取り残されている純粋的な疑問を常に考え続けた哲学者です。どんな学会にも属さず、文筆家として雑誌のエッセイや講演活動を行っていました。 容姿にも恵まれJJモデルをしていたこともあるほどの美人で才女。惜しくも若くして癌で命を落とされましたが、人間の根源的な問題である「存在・生死・魂」についての著書は切れ味が鋭く、いつの時代でも考えさせられる問題ばかりです。 哲学に興味のある方、根源的なことを考えないと前に進めない方、生きづらさを感じている方におすすめです。 考える人―口伝(オラクル)西洋哲学史 考える人―口伝(オラクル)西洋哲学史 (中公文庫) 池田 晶子 (著) (中央公論社) 大学の一般教養で哲学を勉強した方なら一度は聞いたことがある有名哲学者の名前がずらり。そし

        【池田晶子 おすすめ本】「哲学の巫女」と呼ばれる池田晶子さんの書籍 - ほんのむし
      • アンチエイジングの空しさ語った池田晶子 その哲学に帯津医師も感銘 | AERA dot. (アエラドット)

        帯津良一(おびつ・りょういち)/1936年生まれ。東京大学医学部卒。帯津三敬病院名誉院長。西洋医学だけでなく、さまざまな療法でがんに立ち向かい、人間をまるごととらえるホリスティック医学を提唱。「貝原益軒 養生訓 最後まで生きる極意」(朝日新聞出版)など多数の著書がある 池田晶子さん (c)朝日新聞社 西洋医学だけでなく、さまざまな療法でがんに立ち向かい、人間をまるごととらえるホリスティック医学を提唱する帯津良一(おびつ・りょういち)氏。老化に身を任せながら、よりよく老いる「ナイス・エイジング」を説く。今回のテーマは「池田晶子さん」。 【池田晶子さんの写真はこちら】 *  *  * 【ポイント】 (1)池田晶子さんが語るナイス・エイジングとは (2)肉体は年をとるが、精神は年などとらない (3)魂の世話をして、その成熟を味わおう 先日、いまは亡き池田晶子さんの本を読む機会がありました。池田さ

          アンチエイジングの空しさ語った池田晶子 その哲学に帯津医師も感銘 | AERA dot. (アエラドット)
        • 『人間自身―考えることに終わりなく―』 池田晶子 | 新潮社

          「人は病気で死ぬのではない。生まれたから死ぬのだ」「人生とは知らないものを生きること」「大事なのはお金ではない、と教えることこそが教育である」――。生きて死ぬ、我々の存在の不思議を生涯考え、日常の言葉で問い続けた哲学の巫女が、死の直前まで綴った週刊新潮人気連載の単行本化、完結編。曰く「さて死んだのは誰なのか」。

            『人間自身―考えることに終わりなく―』 池田晶子 | 新潮社
          • 池田晶子『リマーク』について - G★RDIAS

            以前のエントリーで池田晶子の新刊を面白くないと評した。その後、この本『リマーク』を入手できたのでパラパラと読んでみた。 リマーク 1997-2007 作者: 池田晶子出版社/メーカー: トランスビュー発売日: 2007/07/03メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブログ (18件) を見る この本は、いままで読んだ池田晶子の本の中ではいちばん面白い。断章(メモ)の連続で、一貫性はないのだが、たしかにこの人は哲学をしていたのだなという気はする。ただしヴィトゲンシュタインの影響が大きすぎるし、その手のひらを出ていない。 断章は、こんな感じ。 「愛」 または 「共感」 とは、これがコイツであると同時に、げんに他の誰かでもあるということである 共感の原理とは、つまり、そういうことである 私が、彼に、共感するのではない これが、彼で、げんにある、すなわち 彼は私である と

              池田晶子『リマーク』について - G★RDIAS
            • Alibi blog : 『メタフィジカル・パンチ‐形而上より愛をこめて』 池田 晶子著 文春文庫 ¥543 - livedoor Blog(ブログ)

              「14歳からの哲学」の著者が10年前に書いた文章が文庫本になったので手にしてみました。オウムの麻原逮捕や、神戸の震災があった95年から雑誌「鳩よ!」に連載されていたもの。昨今の哲学ブームに異議を唱える著者が、福田恆存、吉本隆明、宮本顕治、埴谷雄高らを一刀両断!(文庫背表紙より)しています。10年前は35歳だった新進の哲学者の存在証明。Howを問う余人とWhyを考える続ける哲学者。いかに生きるべきか?という疑問には、なぜ生きるべきなのか?という命題の納得なしには対処できない。「在る」のは何故か、なんてことから始めることになって今もってWhyを問いつづけるばかり。それが哲学などとわかったことは言ってはいけない。著者は「哲学の文章」の可能性を常に念頭に置いています。考えるということを表明するには言葉をもってしかできない。だから言葉だけは信じるに足るものとして守らなければならない。その覚悟は伝わり

              • 『池田晶子のこと。。』

                たいくつボーイのとほほブログ (パートⅡ) 邱永漢氏関連、投資(中国株など)・新聞記事・本・ 音楽・詩文・競馬など。。 平穏無事(?)な日常の出来事を綴ります。 <生きようとするのは執着なのだと私はずっと思っていたのですが、 どうもそうではないようですね。人が生きようとするのは意志、生命本来 の意志として肯定されるべきことのようなのです。…… 全ての人間は必ず死ぬとわかっているので、平常心は変わりません> (↓への手紙) 奈良・吉野の専立寺(せんりゅうじ)に、池田さんの最後の対談相手となった 住職で大阪大名誉教授(宗教哲学)、大峯顕さん(78)を訪ねた。 「今にして思えば、ちょっと力みがあったと思うんですよ。死ぬことが何ともない、と。 死にたくないという気持ちを一度は持たないと、(死は)乗り越えられないと 僕は思っている。昔の偉い坊さんだってそうでしたから」 「彼女は言葉が崩壊することが耐

                • 読書感想【14歳からの哲学‐考えるための教科書‐ 池田晶子 ~私の人生観を変えた至上の一冊~】 #書評 - みんなの政治経済ブログ。

                  この作品は副題が示す通り、『考えるための教科書』だ。実際、全国の小・中学校で道徳の副読本として採用され、一部の高校では、本書の内容を抜粋したテキストを入試問題として出題するなど幅広く利用されている。 読者も14歳から90歳までと、これまた幅広い層の読者から圧倒的な支持を得ている、正真正銘のベストセラーであり、ロングセラーだ。帯にも示されている通り著者は、『人は14歳以後、一度は考えておかなければならないことがある』と読者に訴えかけ、徹頭徹尾、「考えろ」と促すのだ。その考える事柄も『自分とは誰か』『理想と現実』『存在の謎』など実に30項目にも亘り、読者はこの書で、今まで考えたことがなかった様々なことを考え始めるだろう。 その中でも私の心を深く打ったのは『人生の意味』という項目だ。著者はここで、人生とは「今」の集積であり、したがってその「今」、その瞬間瞬間を懸命に生きることが人生の意味だ、と語

                    読書感想【14歳からの哲学‐考えるための教科書‐ 池田晶子 ~私の人生観を変えた至上の一冊~】 #書評 - みんなの政治経済ブログ。
                  • 琉球大教授・上間陽子さんに池田晶子賞 「歩み止めず進みたい」 - 琉球新報デジタル

                    上間陽子さん 哲学エッセーの分野を確立した文筆家・池田晶子さんの業績を記念した、第14回「(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞」に、琉球大学教育学研究科教授の上間陽子さんが選ばれた。3日、主催するNPO法人が発表した。賞金は100万円。 上間さんは1972年、沖縄県生まれ。90年代から2014年にかけ東京で、以降は沖縄で未成年の少女たちの調査・支援に携わる。著書に「裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち」(太田出版、2017)、「海をあげる」(筑摩書房、2020)などがある。 上間さんは「沖縄のみんなで取った賞だ。自分の持ち場で歩みを止めずに進んでいきたい」と語った。主催団体は授賞理由に「ひとの言葉を聞くことをとても大切にしている。新しい言葉を紡ぎ出そうとする『聞く人』上間氏に当賞を贈る」とした。 同賞は新しい言葉の担い手に向け2008年に創設された。

                      琉球大教授・上間陽子さんに池田晶子賞 「歩み止めず進みたい」 - 琉球新報デジタル
                    • 『幸福に死ぬための哲学 池田晶子』

                      幸福に死ぬための哲学 池田晶子雲黒斎さんが、紹介していた(^^;池田晶子さんの本をみつけました\(^o^)/手にとって少しみましたが(^^;深い?いや(^-^…

                        『幸福に死ぬための哲学 池田晶子』
                      • 6月25日  本を買った。鶴見俊輔、埴谷雄高、夢野久作、池田晶子(あ、全部買ったわけではありません。。)。徹底的に内省的であることにより、真実は量ではなく一挙に与えられること。 - 夢見るように、考えたい

                        ランキング参加中生きることは物語を描くこと、それは哲学すること 今朝の体重64.7KG、体脂肪10.1%。昨日朝が64.9kgだったので、0.2g減ったことになる。昨日は久方ぶりにジムに行けた。やはり自宅よりジムに行くと気分転換ができるのを実感した。 最近時計を左手にしている。ずっと右手にしていたが、金属アレルギーらしき症状が出てやむなく左手に代えた。まあ、アレルギーならそのうち左手にも症状が出るかもしれない。その時はあきらめてNATO ベルトかチタン時計中心にするしかないと思っている。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 鶴見俊輔さんは、いわゆる神秘哲学系から私はアプローチさせていただいたが、別に神秘哲学系の方ではなく、リベラル哲学者、というような位置づけなのだろう。 そして埴谷雄高さん(本名般若豊)、こちらは勿論我が敬愛する池田晶子さんの自ら絶

                          6月25日  本を買った。鶴見俊輔、埴谷雄高、夢野久作、池田晶子(あ、全部買ったわけではありません。。)。徹底的に内省的であることにより、真実は量ではなく一挙に与えられること。 - 夢見るように、考えたい
                        • 事象そのものへ![新装復刊] 池田 晶子(著) - トランスビュー

                          紹介 結晶のような「考える文章」― 思考の発生と運動を、非人称かつ詩的な言葉で刻みつけ、 天才の登場を鮮烈に告げた記念碑的作品。 哲学の巫女・池田晶子の仕事はここに始まる! *本書は、1991年7月刊行に法藏館書店より刊行された 『事象そのものへ!』(ISBN: 4831871850)の新装版です。 刊行に際し再度の校訂をなし、著作一覧・略歴を付しました。 目次 序 哲学の開放「知識人」批判から Ⅰ 事象そのものへ! 存在の律動〔論理〕 清冽なる詐術〔詩〕 未知への帰還〔科学〕 変幻と貫くもの〔心理〕 発現する消失点〔神〕 Ⅱ応用篇 非‐女権思想 禅についての禅的考察 あとがき 前書きなど 「存在論」は知識ではない。 哀しみであり神秘である内なる「無限」を魂深く感受したとき、それは誰の意識にも、懐しく知られているあの生活感情として甦る。 たとえば私たちは言ってきたではないか。 「あの人は死

                            事象そのものへ![新装復刊] 池田 晶子(著) - トランスビュー
                          • les livres lus au de la lune - 池田晶子氏死去

                            私が病臥しているあいだにたくさんのメールが届いていたが、師匠のK先生から「池田晶子死去」の報が届いており、驚く。 訃報 池田晶子さん46歳=文筆家 3月3日10時27分配信 毎日新聞 親しみやすい哲学エッセーで知られる文筆家の池田晶子(いけだ・あきこ、本名・伊藤晶子=いとう・あきこ)さんが2月23日に腎臓がんのため亡くなっていたことが2日分かった。46歳だった。葬儀は近親者のみで済ませた。自宅は非公表。喪主は夫實(みのる)さん。 東京都生まれ。慶応大学文学部哲学科卒。難解な専門用語を使わず、日常の言葉で執筆した著作は幅広い層の人々に支持されている。主な著書に「14歳からの哲学」「14歳の君へ」「帰ってきたソクラテス」「知ることより考えること」などがある。「サンデー毎日」で「暮らしの哲学」を連載し、亡くなる直前まで活動は続いた。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl

                              les livres lus au de la lune - 池田晶子氏死去
                            • 池田晶子の連載コラム「人間自身」 | ロックンロール・ブック2

                              33歳にもなるとさすがに世間のことが多少は気になるようになってきて、新聞やテレビやネットでのニュースもたまに見ることがあるが、日々勤労していると時間があまり取れないので、週刊誌で1週間分のニュースをまとめて把握するというサイクルが徐々に出来上がりつつある。週刊誌は新聞やネットに比べると速報性は格段に劣るけれども、突っ込んだ取材がなされているので内容はより濃い。もともとそんなに急いでニュースを知りたいわけではなし、そも勤労において他者と接していれば重大なニュースは好むと好まざるとにかかわらず自ずと耳に入ってくるので、そうした口コミが速攻性を満たしてくれるから、週刊誌が現時点ではニュースソースとして最高という塩梅である。 総合出版社系のポスト、現代、文芸寄り出版者系の文春、新潮、新聞社系の朝日、読売…と週刊誌はあまたあるけれど、ロックンロール・ブックの作者というとやはり迷わず文春、新潮となるわ

                                池田晶子の連載コラム「人間自身」 | ロックンロール・ブック2
                              • NPO法人 | (池田晶子記念)わたくし、つまり Nobody賞

                                2007年 春にこの世を去った文筆家・池田晶子は、生前、ひとつの賞の構想を温めていました。この法人は、その著者の意思を具現化し、「(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞」を主催、運営するため、以下に述べる理念のもとに賞の創設関係者が中心となって設立したものです。 団体の名称は、著者の一作品名を冠して「わたくし、つまりNobody」といたしました。2008年2月1日には特定非営利活動法人(NPO法人)の認証を受け、現在に至っています。 この法人は、顕彰という行為における不偏の立場を自らに課すために、原則として非営利かつ自主独立の在り方を旨としています。そのために、その活動は当初より寄付と会費によって存続して参りました。現在は、特定非営利活動法人として個人会員および団体会員の賛助に支えられ、広く篤志と協賛、寄付によって運営されています。 NPO法人 わたくし、つまりNobodyは、その

                                • 池田晶子著 『新・考えるヒント』 第13章「物」より - 犯罪被害者の法哲学

                                  犯罪被害・刑罰・裁判員制度・いじめ・過労死などの問題について、法哲学(主に哲学)の視点から、考えたことを書いて参ります。 本屋の法律書のコーナーに行くと、暮らしの法律に関する本は非常に多い。悪質商法対策、契約書の書式、離婚による財産分与から遺言の書き方のノウハウまで、一般向けの法律書は幅広い。これに対して、同じ法律や裁判の問題であっても、犯罪被害者保護法制に関する本は少ない。ほとんど見られないと言ってもよい状態である。 これは、テーマが重くて、世の中の多数派のニーズと合わないという理由だけではない。近代社会では、犯罪という現象は法律学が扱うことになっているが、そもそもこの守備範囲の分け方に問題があった。法律の言語は、実は犯罪という現象を記述するのが苦手である。実学である法律学は、政治的な利害の調整をするのが精一杯である。死者は帰らず、時間は戻らないといった側面については、文学や詩のほうが適

                                    池田晶子著 『新・考えるヒント』 第13章「物」より - 犯罪被害者の法哲学
                                  • 恋をするとなぜ私たちは「いい人」になるのか?...池田晶子の「内なる善」とは

                                    <哲学は人を救う...。フランスで哲学の博士号を取得した「挫折博士」が考え抜いた末に見た世界は、なぜ美しくきらめいていたのか? 恋愛と哲学について> フランスで哲学の博士号を取得し、その将来は順風満帆――とはいかなかった。 躁うつ病を発症し、ドライバー、福祉施設職員、工場勤務と職を転々。研究者の職に就けなかった挫折と、心身が思うように動かない絶望のなかで、「哲学すること」だけはあきらめなかった。 在野の哲学徒・関野哲也氏が、自らのどん底体験から「哲学すること」の豊かさ、善く生きることの大切さを追求してまとめた、『よくよく考え抜いたら、世界はきらめいていた』(CCCメディアハウス)の「第7章 善く生き、善く死んでいくということ」より一部抜粋する。 恋をする人は「内なる善」を知っている 突然ですが、誰しも人を好きになった経験があると思います。人を好きになったとき、あの素敵な人に相応しくなれるよ

                                      恋をするとなぜ私たちは「いい人」になるのか?...池田晶子の「内なる善」とは
                                    • あたりまえなことばかり 池田晶子(著) - トランスビュー

                                      紹介 言葉は命である!幸福、癒し、老いの意味から哲学と笑いのツボまで、疾駆する思考が世の常識を徹底的に覆す。 雑誌連載の「幸福はどこにあるのか-わが幸福論」を中心に、ときにギリシャ哲学、ときに時事問題にも及ぶ14のエッセイ。 目次 Ⅰ 走りながら考える 善悪を教えるよりも 生命操作の時代 プラトン、ロゴスの果て 哲学と笑い Ⅱ 考えるとはどうういうことか 生きているとはどういうことか Ⅲ 幸福はどこにあるのか どうすれば癒されるのか 孤独は苦しいものなのか 本当の自分はどこにいるのか 死ぬのは不幸なことなのか 他者の死はなぜ悲しいか 老いは個人の生を超え 池田晶子 (イケダアキコ)  (著) 1960年生まれ。慶應大学文学部哲学科卒業。専門用語による「哲学」についての論ではなく、哲学するとはどういうことかを日常の言葉を用いて示し、多くの読者を得る。 著書に『帰ってきたソクラテス』『悪妻に訊

                                        あたりまえなことばかり 池田晶子(著) - トランスビュー
                                      • 池田晶子は、何故、文壇や文芸誌を拒絶したのか.? - 文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

                                        つい最近、優れた哲学的エッラセイの書き手として知られている池田晶子が、46 歳の若さでガンで死んだらしいという情報に接した時、私はまず、池田晶子と文壇との関係について考えた.。というのも、書かれたものを読む限り、池田晶子こそまさしく文壇や文芸誌を舞台に活躍すべき「文藝評論家」、ないしは「文藝批評家」とでも呼ぶべき存在であり、それに相応しい本質的な、哲学的な議論の出来る物書きだったからだ.。が、池田晶子自身は文壇や文芸誌とのかかわりを拒絶し、あくまでも仕事の場所を週刊誌や普通の総合雑誌等に限定し、肩書きも文藝評論家とか批評家と名乗ることはなく、死ぬまで「文筆家」とか「著述家」とかいうような、かなり不安定な、怪しい肩書きを名乗っていた.。池田晶子は、何故、文藝評論家という肩書きを名乗らなかったのか。小林秀雄を熟読し尊敬していると公言していた池田晶子が、何故、文壇や文芸誌と関係を築こうとせず、も

                                          池田晶子は、何故、文壇や文芸誌を拒絶したのか.? - 文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』
                                        • 池田晶子と小池昌代の対談を聴く - 栗カメの散歩漫歩

                                          昨夜からの強風が一日中続いた日だった。ぶるぶる。晴れているが、寒の戻りで寒い。 街路樹の白いモクレンが、はっと目にも鮮やかに咲いていた。数日前は、まだつぼみだったのに、この間の暖かさで開花したのだろう。 そばでじっくり眺める。うーむ。不思議だなあ。 ラジオ深夜便の2003年7月27日の「サンデートーク」で、「すべては驚きから始まる〜考える楽しみ」を録音していた。 先日、亡くなられた文筆家の池田晶子さんと、詩人の小池昌代さんの対談が録音されているテープである。池田晶子さんを偲んで、この対談を久しぶりに聴く。手元に、『残酷人生論』を置いて、あちこち開いてみる。 詩の始まりは、不思議だなあと思うことから始まる、驚きみたいなものから始まると、小池昌代さんが話している。 子供の頃の話や哲学や詩に関心を持ち始めたころのお二人の話が興味深い。 「考えるとどうなりますか?」とアナウンサーが聞く。 池田 自

                                            池田晶子と小池昌代の対談を聴く - 栗カメの散歩漫歩
                                          • 池田晶子著 『新・考えるヒント』 第9章「考えるということ」より - 犯罪被害者の法哲学

                                            犯罪被害・刑罰・裁判員制度・いじめ・過労死などの問題について、法哲学(主に哲学)の視点から、考えたことを書いて参ります。 法律家の思考方法は、分析的な条文で完全に固められている。どんなに悲惨な犯罪が起きても、最初から最後まで「現行法上仕方がない」の一点張りであり、そこから絶対に動かないし、動けないのが法律家である。法律言語を使いこなせなければ法律家が務まらず、主観的な感情ではなく客観的な条文を信頼しなければ仕事にならないからである。これは、一般人が知らないことを知っているというプロ意識と、強烈なエリート意識に裏打ちされている。明確な専門用語を扱える法律家と、不明確な日常言語しか知らない一般人という構図である。 被害者遺族が裁判を傍聴しても、専門用語ばかりでよくわからないのは当然である。刑法学は、犯罪という人間的な現象について、その根本の部分を取り扱うことを放棄した。そして、人間的でない部分

                                              池田晶子著 『新・考えるヒント』 第9章「考えるということ」より - 犯罪被害者の法哲学
                                            • 池田晶子の「哲学」とは 詩に対しても深く洞察 小池昌代 - 日本経済新聞

                                              池田晶子は、46年という短い生涯のなかで、考えることを実践し続けた。文筆家を名乗り、多くの哲学エッセイを本にまとめたが、それらは思考の「足跡」というより、いまだ考えていることの「途上」に開かれていた。だからこそ、「考えること」が読者に感染した。読者も読みながら著者と共に考えた。考えると本が読めなくなる。その意味で、彼女の本は読み終えるということができない。今もまだ、生乾きの本だ。初期の著作『事

                                                池田晶子の「哲学」とは 詩に対しても深く洞察 小池昌代 - 日本経済新聞
                                              • 名曲名演随筆 : 小林秀雄と池田晶子、白洲正子

                                                2007年05月05日16:51 カテゴリ小林秀雄池田晶子 小林秀雄と池田晶子、白洲正子 故池田晶子女史が小林秀雄から受けた影響には大きいものがある。それは『新・考えるヒント』という書物を彼女が書いたことからもわかる。ひとは思想的な影響というと、論理的な考え方のうえで、先人のものの見方を身につけるという点だけに注目しがちである。しかし真なる影響は思考の呼吸や間合いに及んでこそ、本物と言えるのである。 池田晶子の小林からの影響はその域に及んでいたと推察する。もう一人、その域に及んでいたのが白洲正子であった。ところが、その深部にまで達する影響を確かめようとすれば、言葉による分析では大変な労力がかかる。直覚的にはほぼ明らかなのに。思想の嗅覚、と言ってもよいが。現在の私には綿密な分析をする暇がない。 ただ、二人の女性が小林の文章の呼吸を意識的に学ぼうと、つまり真似ようとしていた証左となる文を引用し

                                                • 【終了】池田晶子『14歳からの哲学』を読む②~「自分」と「心」と「死」を考える~ 【初心者大歓迎】

                                                  専門用語なしで「哲学」をするという、ソクラテスの原点に還った池田晶子の代表作です。 本当に専門用語なし。 語り口は柔らかで、平易で、文字通り、中学生、いや、小学生でも、読むことができます。 しかし、そこで、問題にされていることは重大かつ深遠で、この本と共に皆さんは論理という武器だけを手に冒険の旅に出ることになります。 今回のテーマは、「自分」「体」「死」「心」「他人」です。 どれも自明のように感じられますが、果たしてそうでしょうか? 自分とは脳のことで正しいですか?心も同じですか? 自明のことを疑ってみるのが哲学の醍醐味です。 ぜひ、それを味わってください。 開催日時11月23日(土)17:00~19:00 11月27日(水)19:00~20:50 (開場は開始時間の15分前です) 土曜日と水曜日の2回開催します。 同じテーマとなりますので、ご都合のよい会にご参加ください。 両方ご参加も歓

                                                    【終了】池田晶子『14歳からの哲学』を読む②~「自分」と「心」と「死」を考える~ 【初心者大歓迎】
                                                  • 【開催後記】2019年12月21日 池田晶子『14歳からの哲学』を読む③~「家族」「社会」「規則」「理想と現実」を考える~

                                                    【開催後記】2019年12月21日 池田晶子『14歳からの哲学』を読む③~「家族」「社会」「規則」「理想と現実」を考える~ 2019年12月29日 過去の開催レポート 14歳からの哲学, 池田晶子, 開催後記 池田晶子『14歳からの哲学』のリレー哲学カフェの3回目、土日回です。 前回までの総論的なものから各論に移ってきます。 今回は、社会や家族と言った人間関係・共同体のお話。 ご参加いただいた皆様ありがとうございます。 今回は、家族にはじまって、社会や国家に至る、様々な段階の「人間集団」のお話でした。 ご参加された方々の感想 とても身近な話に変わった。結論は意外と常識的。(哲学の修士課程にいたので)中高生向けの文書が逆に新鮮。論理的ではなくて、「縁」みたいなことを言うので、意外だ。子供に聞かれたときに困るので参加してみた。他者との承認今回は他者関係でした。 なので、特に「承認」という点にス

                                                      【開催後記】2019年12月21日 池田晶子『14歳からの哲学』を読む③~「家族」「社会」「規則」「理想と現実」を考える~
                                                    • 哀悼、池田晶子 | ロックンロール・ブック2

                                                      2007年2月23日、池田晶子さんが腎臓ガンで逝っていた。 なんてことだ! まだ46歳だのに!? ああ、なんてことだ! その事実、ちょっと待ってくれ。 医者! 何やってんだよ…。腎臓がんぐらい治せよ。なんだよ医学よお…。 ああ……池田晶子さん……なぜに…。 昨夏、病気がわかり入院、いったん退院したが、今年1月に再入院したのだという。3/1発売の週刊新潮で休載したのは、そういうことだったのか…。2/22発売の号では「温泉、温泉」とはしゃいでいたのに。ということは、昨年末にお父さんを亡くした時は、自分も…! 全然知らなかった。まったくそういう素振りを見せなかったのだ、池田晶子は。 きっとソクラテスが毒杯を仰いだように、イエス様が十字架にはりつけになった時のように、特に病魔に抗わなかったんだろう、あのすげえ人の事だから…。 悲しい。すごく悲しい。俺は池田晶子がすげえ大好きだったんだ。すげえ愛して

                                                        哀悼、池田晶子 | ロックンロール・ブック2
                                                      • 池田晶子

                                                        mixiで趣味の話をしよう mixiコミュニティには270万を超える趣味コミュニティがあるよ ログインもしくは登録をして同じ趣味の人と出会おう♪ ログイン 新規会員登録

                                                          池田晶子
                                                        • コロナ禍こそ沁みる、池田晶子の遺言 『暮らしの哲学』 | 本がすき。

                                                          『暮らしの哲学』/毎日新聞社 池田晶子/著 撮影/大平一枝 なぜもっと早く読まなかったかと悔やみに悔いた。こんなわかりやすくて、一言一句が胸に染み込むように爽快で、あたたかくてせつない哲学書をほかに知らない。そんなふうに言ったら著者の池田晶子さんはきっぱり否定するだろう。「これは季節や人生の機微について思索した哲学エッセイよ。哲学書を記したかったのではありません」 お会いしたことはもちろん一度もない。だが、本書を読むと、きっとこんなふうにさばさばずばりと、気負いのない言葉でおっしゃるんじゃないかと思わず想像してしまう。 本書は、『サンデー毎日』に2006年4月16日号からちょうど1年間連載したエッセイをまとめたものである。哲学者であり文筆家の池田晶子さんは、2007年2月末に46歳で病気で早逝。4ヶ月後に刊行された。 私は長い間、この人の書を避けてきた。『14歳からの哲学』という40万部超

                                                          • 池田晶子著『事象そのものへ!』 - 編集日記

                                                            思考の本性は、一切の前提を決して無条件に受け入れることなく、可能な限りまで前提を遡ることにこそ、ある。 現実とはこんなものだ、と思うとき、その思われている現実とはいったい何なのか。一見盤石に思える客観的で明白な「現実」も、他の人の目には違った光景として映っていることがある。それを知ったとき人は、現実が決して自己の意識とは無関係に存在しているのではないこと、言いかえれば自分が現実と思っている現実は自己の意識の中にしかないことに気づく。 にもかかわらず現実として、人と人は概ね同じ現実を見ることもでき、さらには普遍的な法則、まで見出すこともでき、その共通の基盤の上に何事かを共に築いていくこともできる。そして同じ現実を見られなくなったとき、その築かれたものは――何かの前提の上に作られた現実は、文字通り足下から崩れる。言い換えれば、現実は、それが意識の所産である以上、つねに可変的なものである。 さら

                                                              池田晶子著『事象そのものへ!』 - 編集日記
                                                            • 池田晶子女史逝去に思うこと - ぷにっこ学術日誌+

                                                              今知りました。 >池田晶子の著作に池田晶子のエッセンスは詰まってる。 その通りですね。 また開いてみます、『ソクラテス三部作』を。

                                                              • 【終了】池田晶子『14歳からの哲学』を読む③~「家族」「社会」「規則」「理想と現実」を考える~ 【初心者大歓迎】

                                                                専門用語なしで「哲学」をするという、ソクラテスの原点に還った池田晶子の代表作です。 本当に専門用語なし。 語り口は柔らかで、平易で、文字通り、中学生、いや、小学生でも、読むことができます。 しかし、そこで、問題にされていることは重大かつ深遠で、この本と共に皆さんは論理という武器だけ(あと直感とか霊感?)を手に冒険の旅に出ることになります。 3回目の今回は、「家族」「社会」「規則」「理想と現実」の計4章を取り上げます。 自分の周りの家族や、自分が住む社会に関して考え、それを律している「規則」を疑い、そして、「理想と現実」という困難な課題を話し合いましょう。 なぜ、あなたの親は、あなたを育てるのですか? 社会って何でしょう?見たことありますか? 規則はなぜ守るの?どんな規則も守らなきゃいけないの? なぜ理想は実現されないの?そもそも理想って何? 日常を問い直してみる機会になると思います。 開催

                                                                  【終了】池田晶子『14歳からの哲学』を読む③~「家族」「社会」「規則」「理想と現実」を考える~ 【初心者大歓迎】
                                                                • わけもなく、どきどき。――池田晶子「言葉の力」 | お月さまになりたい。

                                                                  ことばが私に言うんだ。 “もっとどきどきしろ” 血管の中で 細かいあぶくがたつように もぞもぞする。 ああ、生まれそう。 詩が生まれそうだよ。 ある詩人さんのブログを見てたら すごいどきどきした。 わけもなく。 あらゆることが。 涙が出そうで出ないとき ことばを舌の上で味わうとき 活字が白い紙に刻まれ始めるとき 私の糸はたゆたいながら、 つむがれていく。 ひっきりなしだ。 ことばをゆるがせにしないでください。 世界はことばだ。 中学三年生のとき教科書で 「14歳からの哲学」で有名な女性哲学者、 池田晶子さんの書き下ろし「言葉の力」を読んだ。 ちょうどいまくらいの時期だったと思う。 それについての感想や意見を教室にいる全員が 発表させられていたけれど 「ことばが世界をつくった」という彼女の意見に 賛成できない生徒がとても多かったことをよく覚えている。 けれども 私にとってはちっとも極端な話で

                                                                    わけもなく、どきどき。――池田晶子「言葉の力」 | お月さまになりたい。
                                                                  • 14歳からの哲学 池田 晶子(著) - トランスビュー

                                                                    紹介 人には14歳以後、一度は考えておかなければならないことがある。 言葉、自分とは何か、死、心、他人、家族、社会、理想と現実、友情と愛情、恋愛と性、仕事と生活、本物と偽物、メディアと書物、人生、善悪、自由など、30のテーマを取り上げる。 目次 Ⅰ 14歳からの哲学[A] 1 考える[1] 2 考える[2] 3 考える[3] 4 言葉[1] 5 言葉[2] 6 自分とは誰か 7 死をどう考えるか 8 体の見方 9 心はどこにある 10 他人とは何か Ⅱ 14歳からの哲学[B] 11 家族 12 社会 13 規則 14 理想と現実 15 友情と愛情 16 恋愛と性 17 仕事と生活 18 品格と名誉 19 本物と偽物 20 メディアと書物 Ⅲ 17歳からの哲学 21 宇宙と科学 22 歴史と人類 23 善悪[1] 24 善悪[2] 25 自由 26 宗教 27 人生の意味[1] 28 人生の

                                                                      14歳からの哲学 池田 晶子(著) - トランスビュー
                                                                    • 『勝っても負けても』池田晶子さん - 漫望のなんでもかんでも:楽天ブログ

                                                                      2007.03.30 『勝っても負けても』池田晶子さん (16) カテゴリ:カテゴリ未分類 『勝っても負けても』池田晶子 新潮社 という本を図書館で借りて読んだ。 面白かったので、少しだけ紹介してみたい。 「今の若い女性は子供を持つリスクに目が行きがちでリターンを見逃しているのでは」と、経済新聞のコラムに書いてあった。・・わたしは、このような物言いは、人間をひどく馬鹿にしていると感じる者である。 産むことのリスクとリターンを周到に計算して産む女性がどれほどいるかを私は知らない。しかし、裏返し、この自分が、リスクとリターンを周到に計算された上で存在させられたと想像してみよ。この子を産むのは損か得か。親にとって損か。社会にとって得か。 こんなに人間を馬鹿にした話はない。冗談ではない、私は私だ。・・誰が国の人口を増やすために生まれてきたか。では自分はなんのために生まれてきたか。それを考えれば全て

                                                                        『勝っても負けても』池田晶子さん - 漫望のなんでもかんでも:楽天ブログ
                                                                      • シュタイナーと禅と鈴木大拙と全と一とエックハルト。そして宇宙とコスモスとユングと池田晶子。そして村上春樹。 - 夢見るように、考えたい

                                                                        村上春樹の短編、「ドライブ・マイ・カー」を映画化したものが、話題である。 私は最近になって村上春樹を少しずつ読んでいる。一部のものは再読となる。そしてその中でたまたま今週借りた、「女のいない男たち」という短編集に、この「ドライブ・マイ・カー」が含まれていることを知った。 今朝、読売新聞(そう、読売の読者です)をめくると、この短編はこの短編集に含まれていますよ、という親切な宣伝があることで気づいたのだ。 私は村上春樹の書くものは、基本どの作品も好きなのだが、あまりに人気がありすぎるので、なんとなく読まないまま来た、というのが正直なところだ。 みんなが読んでいるものを読むのはくやしいような、妙なプライドがあるのだろう。売れていてうらやましい、という嫉妬もあるのだろう。 だが今となってはさすがに村上春樹の長編も図書館で普通に借りることができるようになった。それは図書館でおおく蔵書されている(こん

                                                                          シュタイナーと禅と鈴木大拙と全と一とエックハルト。そして宇宙とコスモスとユングと池田晶子。そして村上春樹。 - 夢見るように、考えたい
                                                                        • 【終了】池田晶子『14歳からの哲学』を読む①~「考える」と「言葉」を考える~ 【初心者大歓迎】

                                                                          専門用語なしで「哲学」をするという、ソクラテスの原点に還った池田晶子の代表作です。 本当に専門用語なし。 語り口は柔らかで、平易で、文字通り、中学生、いや、小学生でも、読むことができます。 しかし、そこで、問題にされていることは重大かつ深遠で、この本と共に皆さんは論理という武器だけを手に冒険の旅に出ることになります。 今回のテーマは、「考える」と「言葉」です。 哲学のイロハのイにして、おそらく終着点?みたいな基本にして最大の難問にチャレンジしませんか? 開催日時10月19日(土)17:00~19:00 10月30日(水)19:00~20:50 (開場は開始時間の15分前です) 土曜日と水曜日の2回開催します。 同じテーマとなりますので、ご都合のよい会にご参加ください。 両方ご参加も歓迎します。 開催場所東京・池袋「がんばれ!子供村」 10月19日(土)コミュニティスペース(2階) 10月3

                                                                            【終了】池田晶子『14歳からの哲学』を読む①~「考える」と「言葉」を考える~ 【初心者大歓迎】
                                                                          • 池田晶子死去:ワルキューレの騎行 - ○△□

                                                                            「14歳からの哲学」著者・池田晶子さん、死去 : 文化 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20070302i512.htm asahi.com:「14歳からの哲学」池田晶子さん死去 46歳、腎がん - 文化一般 - 文化芸能 http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY200703020273.html*1 俺の功夫はわずかなものだ。哲学は動詞つまり哲学するであり、哲学するとは考えることイコール疑うことである。やっとこれだけ。 池田女史の著作はわずかにしか触れていないが、みたところソクラテス産婆術をすっかり体得なさっていたように思う。こういった感触を受けた著作は他にはない。 体系だった善く疑う技術こそが哲学と呼べる。何をテーマに何

                                                                              池田晶子死去:ワルキューレの騎行 - ○△□
                                                                            • 池田晶子著 『人間自身 考えることに終わりなく』 第Ⅲ章「学者の魂」より - 犯罪被害者の法哲学

                                                                              犯罪被害・刑罰・裁判員制度・いじめ・過労死などの問題について、法哲学(主に哲学)の視点から、考えたことを書いて参ります。 アカデミズムを批判し、在野の文筆家で通した池田氏は、学問と学者について次のように述べている。「アカデミズムには、あまたの学者と呼ばれる人々が生息しているが、狂気を知る人、すなわち本物の学者など、おそらく指折り数えられるほどしかいない。学問すなわち知ることに命を賭けようとする精神のありよう、すなわち狂気は、生活至上の大衆化の時代において、忘れ去られてしまったのだ。」 法律学はもともと、生活至上の学問である。すなわち、形而下のトラブルを社会的なルールで丸く収めるためのものである。法律学は、どこまでも日常に密着していなければならず、正気でなければならない。狂気では社会のルールにならず、法律にならないからである。アカデミズムの法学者ですらこのような性質から逃れられないとすれば、

                                                                                池田晶子著 『人間自身 考えることに終わりなく』 第Ⅲ章「学者の魂」より - 犯罪被害者の法哲学
                                                                              • 暮らしの哲学 池田晶子 を読みながら考える - TomyDaddyのブログ

                                                                                小田急線の開成町から箱根大雄山の保養施設オンリーユに泊まりにきた。早くついたので軽く昼食を済ませ、チェックインまでの空いた時間にベランダ で、池田晶子 暮らしの哲学 を読んでいる。46歳で早世したこの若い哲学徒の書いたものを、好んで読んだことを想い起こす。例のLGBT関連の差別事件絡みで廃刊になってしまった雑誌 新潮45 に載っていた 池田晶子さんと死刑囚の何とかさん、陸田真志さんとの往復書簡 形の連載が好きだった。池田さんは、可愛いひとに似合わず、変な言い方だが、真のひとだということがわかった。子どもを持たないという条件で結婚もしていたらしい。相手は大したできた男性だと思う。私なら池田さんを好きになって、剣もホロロにあしらわれただろう。この池田さんは、46歳の若さで癌に倒れたのだ。 いま読んだ件の本に あなたの親は親ではない という一文章が あった。 我々、それぞれが寄る辺なき魂として、

                                                                                  暮らしの哲学 池田晶子 を読みながら考える - TomyDaddyのブログ
                                                                                • 『「ハルヒ」に重なる笑顔とエネルギー 「もっと上手になりたいねん」 エンドロールの輝き~池田晶子さん|社会|地域のニュース|京都新聞』へのコメント

                                                                                  世の中 「ハルヒ」に重なる笑顔とエネルギー 「もっと上手になりたいねん」 エンドロールの輝き~池田晶子さん|社会|地域のニュース|京都新聞

                                                                                    『「ハルヒ」に重なる笑顔とエネルギー 「もっと上手になりたいねん」 エンドロールの輝き~池田晶子さん|社会|地域のニュース|京都新聞』へのコメント