ランキング参加中読書 私は論理的な思考が苦手だ。なんというか、体感で文章を読んでいる。論理的な文章は読む方は集中すればなんとか読めるが、まああまり読みたいとは思わなかった。書く方は、この日記をお読みいただいてお判りの通り、さっぱりである。 小林秀雄あたりの文書は、その凝縮された密度の濃い文体も相まって、学生時代はほとんど歯が立たなかった記憶がある。 小説はSFやファンタジーを中心に読みまくっていたし、マンガもとにかく読みまくっていたので、読めない文章がある、というのは内心結構悔しかった。 小林秀雄を読みだしたのは、池田晶子さんの著書、「新・考えるヒント」を読んでからである。 この本は小林の「考えるヒント」の文章を一部引用、その前後に池田さんが文章を加えられる、という試みである。 小林を敬愛される池田さんの文章は、すくなくとも私には小林の文章となんら変わらなく思え、では小林自身はどのように述