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瀧口修造の検索結果1 - 15 件 / 15件

  • 1981年に坂本龍一が選んだ140冊の本

    先日TwitterのTLを眺めていたら、1981年に当時29歳の坂本龍一がおすすめの本140冊を選出しているチラシの画像を見つけました。どうやら紀伊國屋書店による企画だったようです。 「坂本龍一が選んだ。坂本龍一の世界が見えた。The 龍一 BOOK HUNTING」と題されたこのチラシは、残念ながら誤字脱字があったり、分野別に整理されておらず見にくかったり、40年後の今日から見ると書誌情報の追加が必要だったりと難点があるので、これらの不備を補完してみました。 案外に詩集が多いことと数学書が含まれていることが興味深いですね。 「坂本龍一が選んだ。坂本龍一の世界が見えた。The 龍一 BOOK HUNTING」 【音楽】 柴田南雄『楽のない話——柴田南雄自選著作集』、全音楽譜出版社、1976年。 柴田南雄『音楽の骸骨のはなし——日本民謡と12音音楽の理論』、音楽之友社、1978年。 高橋悠治

      1981年に坂本龍一が選んだ140冊の本
    • みすず書房75年の本 | みすず書房

      敗戦からまもない1945年12月、「新しい出版社をやろう」と設立発起人となった山崎六郎(1889年生)・清水丈男(1902年生)・小尾俊人(1922年生)の三名は、1946年3月、焼け野原の日本橋の一角に事務所を設け社名を「美篶(みすず)書房」とし、若い小尾を中心に「まず紙、印刷と製本の設備、それからお金、そして企画」、と動き出した。みすず書房の歴史はそこから始まる。 それから数えて2021年で75年。1946年7月刊行の第一作、片山敏彦『詩心の風光』に始まり、これまで世におくった本の点数は、今年2021年2月には5000点を超えた。 総点数5000点余のうち、現在在庫のある本は約1700点。一年に数冊程度のものから『夜と霧』のように毎月1000冊以上動いているものまで、在庫といっても広い幅はあるが、75年間に刊行した本の三分の一以上が、いまも元気に読者の手許にわたっている。 出版した本が

        みすず書房75年の本 | みすず書房
      • アーティゾン美術館「STEPS AHEAD展」に行ってきました (3) - 時の化石

        どーも、ShinShaです。 アーティゾン美術館STEPS AHEAD展3回目の記事です。 今回はクレー、マティスの作品を中心にご紹介します。 東京は3回目の緊急事態宣言。 GWに美術館に行けません。 よろしかったら当ブログでゆっくりアートを鑑賞ください。 今回の「STEPS AHEAD展」、すばらしかったです。 だんだん現代アートがなじんできた自分が怖い💦 STEPS AHEAD展について カンディンスキーとクレー (2) 狩野典信「松梅図屏風」 アンリ・マティスの素描 参考図書 あとがき STEPS AHEAD展について 今回の美術展に関する美術館の説明です。 あるところにはあるものですね。 石橋財団、どんどんコレクションを増やしていますね。 近年、石橋財団は印象派や日本近代洋画など、従来の核となるコレクションを充実させる一方で、抽象表現を中心とする 20世紀初頭から現代までの美術、

          アーティゾン美術館「STEPS AHEAD展」に行ってきました (3) - 時の化石
        • アーティゾン美術館「STEPS AHEAD展」に行ってきました (1) - 時の化石

          どーも、ShinShaです。 久しぶりにアーティゾン美術館に行ってきました。 今回の美術展では、藤島武二などの新収蔵品に加え、キュビズム、フォービズム、抽象主義、ダダイズムなど現代アート作品の展示が行われています。 苦手な現代アート作品も、ちゃんと見てきましたよ💦 今回はこの美術展の中から日本・西洋の近代絵画、キュビズム作品を紹介します。 STEPS AHEAD展について 藤島武二の《東洋振り》と日本、西洋の近代絵画 キュビスム 参考図書 あとがき STEPS AHEAD展について 今回の美術展に関する美術館の説明です。 あるところにはあるものですね。 石橋財団、どんどんコレクションを増やしていますね。 近年、石橋財団は印象派や日本近代洋画など、従来の核となるコレクションを充実させる一方で、抽象表現を中心とする 20世紀初頭から現代までの美術、日本の近世美術など、コレクションの幅を広げて

            アーティゾン美術館「STEPS AHEAD展」に行ってきました (1) - 時の化石
          • アーティゾン美術館「STEPS AHEAD展」に行ってきました (2) - 時の化石

            どーも、ShinShaです。 アーティゾン美術館STEPS AHEAD展2回目の記事です。 今回は抽象主義、ダダイスムなど現代アート作品のご紹介です。 現代アートは基本的に苦手ですが、今回は美しい絵がありましたよ。 カンディンスキー「3本の菩提樹」クーニング、「無題(闘 牛)」など、とてもすばらしい作品です。 クレーの作品も大好きです。 「STEPS AHEAD展」楽しかったです。 STEPS AHEAD展について カンディンスキーとクレー 抽象表現主義の女性画家たちを中心に デュシャンとニューヨーク 参考図書 あとがき STEPS AHEAD展について 今回の美術展に関する美術館の説明です。 あるところにはあるものですね。 石橋財団、どんどんコレクションを増やしていますね。 近年、石橋財団は印象派や日本近代洋画など、従来の核となるコレクションを充実させる一方で、抽象表現を中心とする 20

              アーティゾン美術館「STEPS AHEAD展」に行ってきました (2) - 時の化石
            • 民藝展開催中!富山県美術館 #クマ割 - Kajirinhappyのブログ

              ☆当ブログはアフィリエイト広告を利用しています 富山県美術館で民藝 MINGEIが7/13から開催と知ったので、 雄山に登れなかったので、 せっかくだから行ってみた クマ割りをやっているときいたので、 熊鈴でどうですか?と聞いてみたが、 それはダメらしかったけど😅 前日の中島閘門のチケットを見せたら 1,300円→1,000円になった😁 【クマ割】 三沢厚彦さんのクマの彫刻にちなみ、クマのグッズや、クマの絵柄の入ったものを持参、もしくは着用された方への割引です。観覧料:一般1,300円→1,000円 大学生650円→500円 ※詳しくは1F総合受付でお尋ねください。 富山県美術館 | Toyama Prefectural Museum of Art and Design まずは民藝のコーナーへ 写真が撮れるコーナーは限られていたけれど 広くてゆったりとしたこの美術館がとてもいい コレク

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              • ミロ展ー日本を夢みて(おふざけ記事です) - 面白がって ご機嫌に生きる

                ジュアン・ミロ。父母共に職人だったため、ジュアンを事務職に就けたがったのですが、17歳で商社に研修事務員として会計の仕事に就くも、18歳でうつ病と腸チフスを発症して辞めることになります。 早くから向いている道に舵を切れたのは、ラッキーでしたね。 www.bunkamura.co.jp さて、ミロの作風はかなり自由闊達。分析できるようなものではありません。今回はミロ展で印象に残った作品について、軽く突っ込んでいきます。 焼けた森の中の人物たちによる構成 ジュアン・ミロ 《焼けた森の中の人物たちによる構成》1931年 油彩 右上の顔、チャーリーブラウンにちょっと似ていませんか? 一度似ていると思うと、もうそこから抜け出せない。この絵は「チャリブラ」という名前で、私の記憶に保存されました。 calabaza 絵画だけでなく、彫刻にも造詣が深かったミロ。絵付けだけ行う絵師が多い中、ミロは土いじりか

                  ミロ展ー日本を夢みて(おふざけ記事です) - 面白がって ご機嫌に生きる
                • 千円札裁判

                  「千円札裁判」は、赤瀬川原平が制作した「模型千円札」をめぐって、アーティスト、美術評論家、美術ジャーナリストらが論陣を張って司法の場で芸術論を争うこととなった、日本現代美術史で特筆されるべき「事件」である。 赤瀬川は「通貨及証券模造取締法」で起訴され、1967年東京地裁第一審で有罪判決、68年東京高裁で控訴棄却、さらに最高裁で70年に上告棄却され執行猶予つきで有罪が確定した。「千円札裁判」の法廷は、アーティスト側からするとパフォーマンス空間、展示空間であり、裁判そのものは芸術論争の舞台であった。 赤瀬川が読売アンデパンタンで出会った高松次郎、中西夏之と結成した「集合体」である「ハイレッド・センター」は、路上、駅構内、電車内、高級ホテル、第一回東京オリンピックなどの「公的」な場所や物事を選び、それらの存在を特異に際立たせる直接行動としてハプニング、イベントを連続して行っていた。赤瀬川の「オブ

                    千円札裁判
                  • 会田誠×高山羽根子「私たちの美大受験のころ」|文藝春秋digital

                    高校生の高山羽根子さんはレントゲン藝術研究所でデビュー間もない会田誠さんと遭遇していた? 美大の絵画学科出身の新芥川賞作家と天才美術家が、ジャンルを超えて、お互いの“修業時代”を語り合った必読の異色対談。(構成・鍵和田啓介)出逢いはレントゲン高山 私は20歳くらいの頃に多摩美術大学に入ったのですが、美大に入ろうと考えたきっかけとして、レントゲン藝術研究所の展示を見たというのが大きいんです。高校生のまだ頭がグニョグニョと柔らかい時に見て、すごいショックを受けました。 会田 なるほどー。 高山 高校の時は美術部でもなく、作品としての絵もまったく描いてなかったんです。けれど、そこで現代美術を見てしまった。会田さんの作品で最初に見たのは女性像だと思うんですけど、レントゲンでの展示も見ています。ああいうところで制服を着ていると目立つので、放課後にどこかで私服に着替えたりして。なので、こんなお話してる

                      会田誠×高山羽根子「私たちの美大受験のころ」|文藝春秋digital
                    • ミロ展―日本を夢みて | Bunkamura

                      ジュアン・ミロ 《ゴシック聖堂でオルガン演奏を聞いている踊り子》 1945年 油彩、キャンバス 福岡市美術館 © Successió Miró / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2021 E4304 スペインのバルセロナで生まれた大芸術家、ジュアン・ミロ(1893-1983)。ピカソと並ぶ現代スペインの巨匠として日本でも広くその名は知られていますが、ミロの創作活動の裏側には日本文化への深い造詣があったことは意外なほど知られていません。一方日本では1930年代からミロの作品が紹介され、世界に先駆けて1940年にモノグラフ(単行書)が出版されるなど、日本は早くからその活動に注目をしてきました。そして現在も日本各地の美術館が数々のミロの名品を収蔵しており、今なおミロの人気は衰えません。 本展では、若き日の日本への憧れを象徴する初期作品から代表作、そして日本で初めて展

                        ミロ展―日本を夢みて | Bunkamura
                      • 草間彌生、「KUSAMA」をつくったニューヨーク時代を語る

                        草間彌生、「KUSAMA」をつくったニューヨーク時代を語る雑誌『美術手帖』の貴重なバックナンバー記事を公開。2002年9月号の特別記事より、草間彌生がアメリカ時代の制作の背景や、著名アーティストたちとの関係を語ったインタビューを紹介する。 聞き手=谷川渥 草間彌生 Photo by Andrew Toth ©getty images 1929年に長野県に生まれた草間彌生は、幼少期からの幻視・幻聴体験をもとに絵画制作を始め、57年代に単身渡米。ボディ・ペインティングやハプニングのほか、男性器を模した「ソフト・スカルプチャー」、画面いっぱいに網目を描く「ネット・ペインティング」など広く知られるシリーズを展開し、前衛美術家としての地位を確立したのはニューヨーク時代だった。 2002年に収録されたこのインタビューは、草間と関係の深い批評家の谷川渥を聞き手に、アメリカのアートシーンとの関わりを中心に

                          草間彌生、「KUSAMA」をつくったニューヨーク時代を語る
                        • 11/03@13時29分 - 楽園に刻まれた愛の詩は

                          youtu.be LUNA SEA - 「G.」MV G. LUNA SEAロック¥153provided courtesy of iTunes 散罪 駅前にブックオフが出来たのでお買い物してしまった。 ↓↓↓最近steamで購入した品。 ヘブバンは無料。他はセールで。 ヘブンバーンズレッド store.steampowered.com いもむし store.steampowered.com Mining Mechs store.steampowered.com CHAOS;HEAD NOAH store.steampowered.com CHAOS;CHILD store.steampowered.com 聴 ヴァルゲイル・シグルドソン / Ekvílibríum ア・プレイス・トゥ・ベリー・ストレンジャー / Live At LEVITATION ICE NINE KILLS / We

                            11/03@13時29分 - 楽園に刻まれた愛の詩は
                          • 大辻清司 眼差しのその先 フォトアーカイブの新たな視座 | 美術館

                            当館では、写真家大辻清司(1923–2001)が残したプリント、撮影フィルム、作品掲載誌や蔵書などから「大辻清司フォトアーカイブ」を構成し、15年にわたって研究を重ねてきました。本展では、研究の軌跡、とりわけ撮影フィルムの内容の精査によって得られた視座を軸に、大辻清司の真髄に接近します。作品として制作されたオリジナルプリントとともに、フィルムに残されたまま未発表だった作品を多数展示する本企画は、アート・アーカイブ活用の在り方、その先に何を見出すことができるのかを模索するひとつの試みでもあります。 プレスリリース(PDF) 会期 2023年9月4日(月)-10月1日(日) 時間 11:00 - 19:00(土・日曜日、祝日は10:00 - 17:00) 休館日 水曜日 入館料 無料 会場 展示室3・4・5 主催 武蔵野美術大学 美術館・図書館 協力 株式会社DNPメディア・アート、九州産業大

                              大辻清司 眼差しのその先 フォトアーカイブの新たな視座 | 美術館
                            • 占拠されたトリエンナーレ、都市デザイナー・磯崎新が直面した“運動の喪失”

                              1962年8月25日。当時、磯崎新が住んでいた東京都文京区駕籠(かご)町の家に、何十人もの人々が詰めかけた。20代の美術家の吉村益信、篠原有司男らに加えて、丹下健三(建築家)、伊藤ていじ(建築史家)、岡本太郎(美術家)、瀧口修造(美術評論家)、土方巽(舞踊家)、一柳慧(作曲家)といった、そうそうたる顔ぶれがそろった。 まもなく渡米する吉村の壮行会というのが一応の趣旨だったが、建築と様々な芸術分野との衝突を期待する思惑もあっただろう。案内状には「Something Happens」と書かれていた。その期待に応えてか、吉村は血が出るまで歯を磨くパフォーマンスを披露し、土方と篠原は磯崎邸の屋根に上って裸踊りを繰り広げた。閑静な住宅街にパトカーで警官が駆けつける。翌朝、責任者として警察署に出頭したのは磯崎だった。 吉村や篠原といった若い美術家たちと、磯崎の関係は深かった。吉村は磯崎の高校の後輩で、

                                占拠されたトリエンナーレ、都市デザイナー・磯崎新が直面した“運動の喪失”
                              • 考えが甘いものが常に勝利する

                                Home › 記事 › 考えが甘いものが常に勝利する 考えが甘いものが常に勝利する By James_f on 27th January 2023 • ( 0 ) 函谷関の楼門上で、ひとりの初老の男が、もう何週間も書き物に没頭している。 関所の役人に、通りかかった、この旅人の名声を知っている人がいて、 「もしや、部屋を提供すれば、教えを文字に残してくれるのではないか」という思いつきで、訊ねてみると、タイミングがよかったのでしょう、 後に「老子」と呼ばれることになる、この旅人は、恬淡と引き受けて、 上下2篇、5000語に及ぶ哲学書を呵成のうちに、書き上げてしまう。 生涯、隠れて生きよ、を実践して、名が顕れることをカッコワルイと看做して、ガメ·オベールのような一生を送ったこの人は、謎がおおい人で、 姓は「李」、名は「耳」、字は「聃」というのだと史記には書いてあるが、 それも、ほんとうなのかどう

                                  考えが甘いものが常に勝利する
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