平成15年3月17日に木崎地区に住む住民が、筑波大学付属病院の医師の書状をもって潮来保健所を訪れました。書状は飲用水の汚染の可能性があるため水の検査を依頼するもので、これにより住民の使用していた井戸(以下「A井戸」)の水質検査をおこなったところ、3月20日に環境基準(1リットルあたり0.01ミリグラム)の 450倍にあたるヒ素が検出されました。 これを受けて、県では「健康危機管理委員会」、町(当時)では「地下水汚染対策本部」を立ち上げ、井戸から半径500メートルの中の約340井戸を町(当時)職員120人を動員し、水質検査をおこないました。 さらに、同年4月3日にA井戸から西に約1キロメートルの地点の複数の井戸から環境基準の18~43倍にあたるヒ素が検出されたため、同様に半径500メートルの中の約400井戸を行政で水質検査することになり、町(当時)職員90人を動員し対象世帯への周知をおこない