連載「いくつかの結末」第2回の本記事では、呉座勇一が勤務先である国際日本文化研究センター(以下、「日文研」と略す)の所長などとの会話/通話を秘密録音し、その音声データをネットに公表させた問題について検討する。 呉座の加入した労働組合「新世紀ユニオン」(以下、「ユニオン」と略す)の委員長は2022年4月、日文研の上部法人であり人事権のある大学共同利用機関法人人間文化研究機構(以下、「機構本部」と略す)から呉座への懲戒処分とテニュア付与撤回は不当だと主張し、その根拠の一部として呉座と日文研所長(など)との会話/通話の音声データ2つを公表した。 直後、ヒ(旧「Twitter」、現「X」)ではユニオン委員長に同調して「日文研は横暴だ」などとする声が噴出した。 https://twitter.com/search?q=http%3A%2F%2Fshinseikiunion.blog104.fc2.c