ライザップのロゴ 経営再建中のトレーニングジム大手RIZAPグループの2020年3月期連結決算(国際会計基準)の最終損益は、60億円の赤字(19年同期は194億円の赤字)だった。従来予想(5億円の黒字)から一転、赤字に転落。不採算事業の見直しで業績が持ち直してきた矢先に、新型コロナウイルスが直撃し、2年連続の赤字に陥った。 売上高に当たる売上収益は前期比3.8%減の2029億円。計画から220億円下振れした。営業損益は7億5200万円の赤字(前期は83億円の赤字)。4~12月累計の営業利益は43億円で、当初の通期予想の32億円を上回っていた。しかし、第4四半期(20年1~3月期)を含めたトータルの営業損益は一転して7億円の赤字。第4四半期に50億円の赤字が出たことになる。20年3月期の年間配当はゼロ。形ばかりの復配だったが、年1円の配当を予定していた。しかし、連続して無配となった。 瀬戸健