宇宙事業に高級和牛店、パン屋のプロデュース、野球の球団運営と、多岐にわたる事業を展開している、ホリエモンこと、実業家の堀江貴文氏(48)。堀江氏は、書籍の分野でもベストセラー作家として知られている。だが、近ごろ、堀江氏の本がパタリと売れなくなっているという。大手出版社の編集者はこう話す。 「歯に衣着せぬ常識を覆す系の発言が若者を中心に支持を集めていて、堀江さんの自己啓発本は、“信者”と言われる読者にとってバイブル的存在です。書店では新刊コーナーや売れ筋のコーナーなど、必ず『一等地』に陳列され、このジャンルで絶対的な人気を誇っています。『金はあるだけ使え』『家は買うな』『同調圧力なんかクソくらえ』といった歯切れのいい堀江節は、くすぶっている人の心にグサリと刺さり、自分も何かできるのではないかと思わせる麻薬のような陶酔感を与えてくれる自己啓発本の最高峰に位置しています。本を出せばファンが必ず購