結氷した湖面が山脈状に隆起する御神渡(おみわた)りの出現を待ち、長野県諏訪市の八剱神社関係者が連日、早朝観察を続けている。ことしは周囲の山が雪化粧し、湖畔の気温も例年よりは低め。4年ぶりの御神渡り出現へ、期待値は高いのだが……。 毎朝午前6時過ぎ、諏訪湖畔の観察地に宮司と総代が集まり、6時半に気温と水面下50センチの水温を測る。結氷後は氷を割り、その厚さや透明感を観察。一晩でどのくらい氷が成長したかを分析し、記録する。御神渡りは八剱神社が認定することになっており、1443年からの御神渡りに関する記録が残っている。 5日の観察開始直後から諏訪湖は結氷と解氷を繰り返し、宮坂清宮司は「毎日めまぐるしく湖の状態が変わるので、楽しく観察しています」。観察は2月初旬まで続けられる。(依光隆明) ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6