保険金の不払いをめぐる第一生命(本社・東京都千代田区、渡辺光一郎社長)の政界工作問題で、同社が自民、民主両党の国会議員から購入したパーティー券は7年間で総額1億円を超すことが14日、同社の文書でわかりました。また、不払いをめぐる国会の参考人質問で同社の要望を受けた自民党の石原伸晃幹事長ら4人の同党議員が質疑時間短縮に動いたことも判明しました。 この文書は、渡辺社長による政界工作が会社に損害を与えたとする株主代表訴訟で、同社側が東京地裁に提出した「意見書」。 同文書によると、2004年度からの7年間に1億108万6000円のパーティー券を購入していました。(表参照) 年度別でみると、06年度、07年度が突出。この時期は、保険金の不払い問題で、金融庁が生保各社へ調査命令を出し、処分を検討していたころです。 さらに文書では、07年5月18日の衆院財務金融委員会での質疑時間の短縮をめぐり、自民党議