デジタル技術を駆使して若年層を中心に支持を広げ、スマートフォンアプリのダウンロード数は100万件、口座開設は40万口座に上る。 「国内初のデジタルバンク」をうたう、ふくおかフィナンシャルグループ傘下の「みんなの銀行」が先月末で開業から1年を迎えた。デジタル技術を駆使して若年層を中心に支持を広げ、スマートフォンアプリのダウンロード数は100万件、口座開設は40万口座に上る。開業1年で一定の認知度を得て、今夏には個人向けローンの取り扱いを始める予定で、本格的に収益力の強化に乗り出す。 「さまざまな取り組みをしてきたが、すべてが次につながる実験台になった。物すごい手応えを感じている」 先月末、永吉健一頭取は福岡市内で記者会見し、開業1年を振り返った。 みんなの銀行は令和3年5月28日に開業。実店舗を持たず、口座開設から預金、デビットカード、取引履歴の記録などのサービスがアプリ一つで利用できる。煩