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難波功士の検索結果1 - 14 件 / 14件

  • トヨタ「五輪CM取りやめ」で明らかになった、広告業界の「大きな変化」(難波 功士) @moneygendai

    トヨタ「五輪CM取りやめ」で明らかになった、広告業界の「大きな変化」 これまでの広告とは、まったく別物に… トヨタ「CM放送取りやめ」の意味 7月23日、紆余曲折の末に第32回オリンピック競技大会は開会式を迎えました。 インバウンドなど経済効果は見込めず、会場に歓声が響かないというイレギュラーな事態にあっても、いざ競技が始まれば、それなりの盛り上がりをみせ始めています。いつもと同じようなオリンピック。なんだかんだ言っても、人々がその中継をリアルタイム視聴するという点で、オリンピックは最強のコンテンツであり、依然、多くのスポンサーやテレビCMを集める力を有しています。 ですがその一方で、私は2021年の東京オリンピックは、後々「一つの潮目だった」と振り返られるようになるのではとも予想しています。1984年のロサンゼルス大会は、巨額な放映権料やスポンサーマネーがとびかう、ビッグビジネスとしての

      トヨタ「五輪CM取りやめ」で明らかになった、広告業界の「大きな変化」(難波 功士) @moneygendai
    • THE FIRST TAKEが「広告賞」を次々受賞…そのウラで「広告業界」に起こっている重大な変化(難波 功士) @moneygendai

      なぜか、「広告賞」を次々に獲得 2019年末より始まった、THE FIRST TAKE。アーティストがスタジオにて歌う様子を、一発撮りかつ一発録りしてそのままYouTubeにアップするという動画コンテンツです。感染症対策のためコンサートやライブの中止が相次ぐなか、アーティストたちの貴重な活動の場であり、ファンにとってはアーティストをより身近に感じられる機会として人気を博しました。 YouTubeチャンネルの登録者数は500万人(2021年9月16日現在)に達し、DISH//(北村匠海)の「猫」などは1.5億回再生されています。編集やリテイクのきかない、一回限りの撮影・録音に緊張するアーティストたちの素の姿や、歌い出すまでのその人なりのルーティーンなどが垣間見られる点が、人気の秘密なのでしょう。私自身もよくできたコンテンツとして、それなりに楽しんできました。 そのTHE FIRST TAKE

        THE FIRST TAKEが「広告賞」を次々受賞…そのウラで「広告業界」に起こっている重大な変化(難波 功士) @moneygendai
      • タトゥーを入れたら「アイドル」じゃない?「非アイドル」との線引きを考える(難波 功士) @moneygendai

        多様化が凄まじい最近のアイドル 以前、アイドルについて文章を書いた際、もっとも頭を悩ませたのは「アイドルとは何か」という問題でした(難波功士「アイドルを声援することの系譜学:親衛隊からヲタ芸まで」丹羽典生編『応援の人類学』青弓社、2020年)。 1961年生まれの私にとって、1970~80年代のアイドルが原像としてあるので、アイドルといえば歌謡曲をふり付きで歌う10代の男女(基本的にソロ)なわけですが、平成生まれにとってアイドルとはグループで歌い踊るものだったたりします。その人の年代や性別によって、思い描く「アイドル」像はじつにさまざまです。 K-POPアイドルの参入もあって、「アイドル戦国時代」といわれた2010年代には、アイドルのビッグバンが生じました。地下アイドルやご当地アイドルなどといった言葉が一般化し、地上波テレビ放送やメジャーレーベル、大手芸能・音楽事務所などを前提としないアイ

          タトゥーを入れたら「アイドル」じゃない?「非アイドル」との線引きを考える(難波 功士) @moneygendai
        • テレビCMに大打撃…もはやクオリティでも「YouTube広告」が圧倒してきた(難波 功士) @moneygendai

          広告業界に起こっている「地殻変動」 誰しもが毎日のように見聞きしている広告。しかしいまや、テレビCMは録画視聴中に早送りし、ネットの動画広告も5秒経過するとすぐにスキップする…という人が多いかもしれません。ですが、その一つ一つの裏側には、数多くのクリエイターたちが存在しています。あまり表には出てこない作り手を顕彰するのが、広告賞の役割の一つでしょう。 広告賞の歴史をさかのぼると、戦前にはすでに新聞社などメディア主催のコンテストが始まっており、戦後には業界団体による賞も盛んに行われてきました。1960年に広告主・民放局・広告会社によって発足したACC(All Japan Radio & TV Commercial Council)は、テレビCM・ラジオCMの年間優秀作を表彰し続け、その活動は現在も「ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」へと受け継がれています。 また東京アー

            テレビCMに大打撃…もはやクオリティでも「YouTube広告」が圧倒してきた(難波 功士) @moneygendai
          • トヨタ「五輪CM取りやめ」で明らかになった、広告業界の「大きな変化」(難波 功士) @moneygendai

            トヨタ「五輪CM取りやめ」で明らかになった、広告業界の「大きな変化」 これまでの広告とは、まったく別物に… ここ10年来、広告・広報やマーケティングの世界では「トリプルメディア」という言葉がよく用いられました。一つ目は「ペイドメディア(paid media)」。これは広告を出したい側が、料金を払って広告の時間や空間を確保するタイプのメディアで、民放や新聞・雑誌などがあたります。 二つ目は「オウンドメディア(owned media)」。これは広告・広報する側が自身で保有しているメディアで、企業のホームページやPR誌などがわかりやすい例でしょう。 そして最後に「アーンドメディア(earned media)」。これは「評判を稼ぐ」メディアの意で、人々の間で情報が拡散するツイッターなどを想定しています。三つ目などは広告・広報する側のコントロールが効かないものなのですが、これらトリプルメディアを上手

              トヨタ「五輪CM取りやめ」で明らかになった、広告業界の「大きな変化」(難波 功士) @moneygendai
            • ファンの「お気持ち」への配慮が凄まじい、現代アイドルのハードすぎる仕事(難波 功士) @gendai_biz

              「感情労働」という概念がある。相手の感情をある方向(たいていの場合は良い気分)に導くよう振る舞う仕事、そのために自分の感情をコントロールする仕事を指している。この考え方を使うと、現代のアイドルの特徴がより鮮明に見えてくるだろう。 感情労働の議論の出発点であるアーリー・ホックシールド『管理される心:感情が商品になるとき』では、キャビン・アテンダントの働き方が、主な調査対象となっていた。乗客の満足度を高めるという仕事は、頭脳労働・肉体労働であると同時に、まさに感情労働の代表例だ。 就業人口の73%が、サービス業など第3次産業に従事している日本社会において、ほとんどの人が大なり小なり感情労働にたずさわっていると言えよう(https://www.teikokushoin.co.jp/statistics/world/index05.html)。 そうした感情労働化する社会において、現在、その極北な

                ファンの「お気持ち」への配慮が凄まじい、現代アイドルのハードすぎる仕事(難波 功士) @gendai_biz
              • トヨタ「五輪CM取りやめ」で明らかになった、広告業界の「大きな変化」(難波 功士) @moneygendai

                トヨタ「五輪CM取りやめ」で明らかになった、広告業界の「大きな変化」 これまでの広告とは、まったく別物に… 話が広がりすぎたので、所属選手に対する企業の立ち位置に話を戻すと、「スポンサーからサステイナーへ」となります。 「タニマチになってやるから、その代わり広告塔として機能しろよ」ということではなく、そのアスリートの人格を尊重しつつ、競技を安定的に継続できる環境を整備する、そして企業にとっても選手にとってもよき関係を模索する。そうした関係性を多くの人びとが評価する時代への移行が、日本でも本格化する機会がこの東京五輪なのではと私は思います。 今後の広告会社はどうなるのか? 以上、「コマーシャルからソーシャルへ」「プロモーションからソリューションへ」「スポンサーからサステイナーへ」という、たがいに絡まりあった大きな社会のうねりが、「トヨタのCM放送見送り」という波頭として今回現れたとの見立てを

                  トヨタ「五輪CM取りやめ」で明らかになった、広告業界の「大きな変化」(難波 功士) @moneygendai
                • 電通・博報堂の男性社員が「圧倒的にモテる」そもそもの理由(難波 功士) @gendai_biz

                  電通・博報堂の男性社員は、なぜモテるのだろうか。 今年2月に出版された『恋愛四季報』(伊藤ののこ著、ゴマブックス)では、電通と博報堂DYホールディングス(以下、まとめて「電・博」)がともに「SSランク企業(恋愛偏差値68、平均年収4、華やかさ5、合コン満足度5、すべて5点満点)」の評価を受けている。 また、これは男女に対するアンケートだが、「この企業に勤める人と結婚したいランキング」でも、電・博はともに上位50社にくいこんでいる(リスクモンスターが2020年5月に調査、2021年4月4日閲覧)。 こうした評価や調査結果に対して、当然と思う人もいれば、「なぜ?」と感じる人もいることだろう。はるか昔のことだが博報堂に在籍し、大学教員に転じてからは、大手広告代理店に入社していく学生を見送ってきた自身の経験に照らしつつ、電・博男性社員のモテの秘密を検討してみたい。 「オシャレでイケメン」な広告マン

                    電通・博報堂の男性社員が「圧倒的にモテる」そもそもの理由(難波 功士) @gendai_biz
                  • コロナ禍における大学生とメディア(難波功士:関西学院大学社会学部教授)#立ち直る力|「こころ」のための専門メディア 金子書房

                    去年、今年と、本来だったら体験できたことができなかった人は多いと思われます。大きな喪失感を覚えた人も少なくないでしょう。 そんな中、社会に出る前の貴重な学生生活に、大きな制限を受けていた大学生たちはどのように過ごしていたのでしょうか。従来と違う生活から、得たものもあったのでしょうか。 広告論、メディア論などがご専門の難波功士先生にお書きいただきました。 秋学期に入ってすぐに、コロナ禍での生活について、とりわけメディアへの接触やコンテンツの消費に関する簡単なアンケートを、大学生たちに行う機会があった。対面での交流が難しい状況下にあっては、各種SNSに接する機会がどうしても多くなり、スマホ・タブレット・PCなどと過ごす時間が長くなる傾向は否めない。またこれらのディバイスを介して、さまざまな動画コンテンツが頻繁に視聴されている様子がみてとれた。そうした中でもとくに目立ったのが、以下の三つのコンテ

                      コロナ禍における大学生とメディア(難波功士:関西学院大学社会学部教授)#立ち直る力|「こころ」のための専門メディア 金子書房
                    • 就活で「失敗する学生」「成功する学生」の差は、80年前から変わっていない(難波 功士) @moneygendai

                      就活で「失敗する学生」「成功する学生」の差は、80年前から変わっていない 戦前の「就活マニュアル」を読み解く 現代でも、意外と役立つ就活マニュアル 今私の手元に、『就職の栞』という冊子がある。1937(昭和12)年9月に東京帝国大学学生課から出されたものだ。縦横15cm×11cm、全部で40ページほどの、お世辞にも豪華とはいえない就活マニュアル。その「はしがき」には、次のようにある(引用に際し、旧漢字・旧仮名遣いを書き改めた)。 「長い学窓の生活も今や終りに近づいて多くの諸君の胸には必ずや大きい喜びと微かな不安とが交錯していることであろう。永い間の研鑽が実を結んで今やその価値を社会に問おうとする喜びの中に、自ら志望する方向が果たして自分を受け入れてくれるか、就職戦線に出るには如何なる用意を以てすべきかなどという不安が雲の如く去来することだろう。この小冊子はこれらの不安を持たれる諸君の為に、

                        就活で「失敗する学生」「成功する学生」の差は、80年前から変わっていない(難波 功士) @moneygendai
                      • 難波功士ゼミ - 関西学院大学 社会学部・社会学研究科 受験生応援サイト

                        私たちは、社会学を日常生活におけるふとした疑問や興味・関心から繋げることができる大変身近な学問だと考えています。 そうした疑問のひとつとして、「なぜ最近若者の間でひと昔前のものが流行っているのだろうか?」といった“リバイバルブーム”について取り上げたいと思います。 そこでこの記事では、メディアやコンテンツをめぐる歴史学/社会学/文化研究を主なテーマとして研究をされている難波功士教授にインタビューを行いました。 記事作成:鬼頭、宮越(社会学部3年)、石躍、由藤(社会学部2年) 広告代理店に勤めることをやめて、研究者なるに至った経緯 大学時代、一足遅れて4年生の9月から就職活動をはじめ、拾ってくれたのが広告代理店であったのでそこに就職しようと決めました。高校の教員として働ける場所もあったのですが、東京に行く良い機会でもあったし、やってみて嫌な仕事だと分かったら、再び教員採用試験を受け直そうと考

                        • 就活の悪しき慣習「学歴フィルター」が、ここまで広まった背景事情(難波 功士) @moneygendai

                          「就活」という略語や「シューカツ」の表記は、就職氷河期の始まった1990年代に登場し、2000年代に広く世に知られるようになりました。つまり令和の大学生たちは、今の「就活」しか知りません。生まれながらに目の前にあり、他のありようは想像できず、ただただ重くのしかかってくるものと感じているところがあります。 しかし、就職活動から就活へと呼び名が変わり、ここ数年の間にも新たな就活関連用語が次々と登場してきたように、現在の仕組みが不変のもの、絶対的なものというわけでもありません。昭和懐古ブームに乗っかるわけではありませんが、かつての就職活動からの紆余曲折をたどりなおし、今なぜ就活はこうなのかを知ることで、少しは彼・彼女らの気持ちが軽くなればと思います。 今回は、「学歴フィルター」について考えてみます。 「学歴フィルター」をめぐる最近の事件 昨年末「学歴フィルター」をめぐる騒動がありました。学歴フィ

                            就活の悪しき慣習「学歴フィルター」が、ここまで広まった背景事情(難波 功士) @moneygendai
                          • 難波功士 中間淳太 - Google 検索

                            2018/03/21 · ジャニーズWESTの中間淳太くんの指導教授(社会学者・難波功士教授)によるヤンキー文化論。 投稿日: 2018年3月21日 | 投稿者: admin.

                            • 就職活動で「履歴書」が消えて、「エントリーシート」が登場した背景事情(難波 功士) @moneygendai

                              「毛筆 vs 手書き」論争 就職活動から「就活」「シューカツ」への転換を、今回は「エントリーシート」という言葉の登場・普及を通してみていきたいと思います。 まず、遡れるだけ遡っておきましょう。もちろん、エントリーシート以前にも、就職活動に際して書類の提出は必要でした。戦前から就職指南本の類はありましたが、東京帝国大学学生課でも「就職の栞」というパンフレットを配布し、履歴書は「書体は必ず楷書、用紙は必ず美濃紙、用筆は必ず毛筆、押印は真直に、紙の天地左右を適宜あけ、紙の折目に文字を書かぬこと」と注意をうながしています。 戦後も毛筆履歴書は残り続けました。転機となったのは1956年で、東京大学法学部の自治会(緑会)が「履歴書ペン字横書運動」を起こし、官公庁や企業にアンケート調査を実施します。 その結果は、ペン字横書を受け容れるという回答が全体の四分の三を占め、一方「あくまでも毛筆書き」は6%にと

                                就職活動で「履歴書」が消えて、「エントリーシート」が登場した背景事情(難波 功士) @moneygendai
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