タグ検索の該当結果が少ないため、タイトル検索結果を表示しています。
「大学のみ9月入学移行政策」の費用便益分析――大学9月開始の最大のメリットは教育の国際化ではなく高校教育の充実だ 赤林英夫 教育の経済学/家族の経済学 教育 コロナウィルス危機による学校の長期休校が問題になり、政府に浮上した「全学校の9月入学移行」政策は、社会的にも大きな論争を巻き起こした。しかし結果的に、5月、自民党のワーキングチーム(WT)は、来年度の実施を見送りとした。多額な財政負担と制度変更の必要、そして教育格差解消や教育の国際化といった効果への疑問がその根拠としてあげられたと聞く。 しかし、WTは同時に「9月入学制策については引き続き検討を行うこと」とし、7月20日に開催された教育再生実行会議では、ポストコロナ時代の学校教育の課題として審議するという。また、経団連も「採用と大学教育の未来に関する産学協議会」において、大学が自主的に、大学教育の国際化のために、入学時期を多様化するべ
上野千鶴子さん (c)朝日新聞社 今年4月の東京大学入学式で述べた祝辞が大きな話題を呼んだ上野千鶴子名誉教授。入試での女子差別問題などを訴えた上で、「純粋な知識欲」の在り方を語りかけた。そんな上野イズムの原点ともいえる53年前の寄稿を教育ジャーナリストの小林哲夫氏が発見した。石川県立金沢二水高校新聞1966年1月17日号に掲載された貴重な文章を掲載する。 * * * 私は考えずにはいられない──現在の高校教育に思う 201H 上野千鶴子 現在の高校の授業は、非常につまらない。これは、教師の教え方のうまい、へたに拘わらぬ。おもしろい授業も皆無という訳ではないが、そうしたものは極めて稀であるか、時に、はなはだしい幻滅を伴なってくる。現に息のつまるような緊急感で聞いた覚えがあるが、その時間の終わりに教師はこう言った─「まあ、これは入試には出ませんから、やらなくてもよいんですがね。興味のある人は、
世界で活躍する選手たちも~日本一生徒数が多い高校 囲碁の上野愛咲美五段(22)は攻撃的な棋風から「ハンマーパンチ」の異名を持つ女流棋士だ。この秋、中国で開催されたアジア大会では銅メダルを獲得している。フィギュアスケートの紀平梨花選手(21)、テニス元ジュニア世界1位の望月慎太郎選手(20)、パリ・パラリンピックの代表が内定した車いすテニスの小田凱人選手(17)……世界で活躍する彼らはみなN高等学校、通称N高の卒業生と在校生だ。 「いろいろなアスリートの方が在籍していて視野が広がり、N高いいぞ、という感じです」(上野さん) N高は2016年、出版大手の角川とIT企業のドワンゴが共同で設立した通信制の高校。本校は沖縄・伊計島にある。ネットを使い全国で学ぶ生徒の数は日本一の約2万6000人(S高含む)。進学実績は高い。昨年度は東大、京大を含む国公立に113人、早稲田(55人)、慶應(39人)など
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く