東京五輪・パラリンピックの期間中、選手や関係者が、東京都内などをスムーズに移動できるよう実施されているのが、首都高速道路の通行料金を、時間帯によって変える「ロードプライシング」である。 午前6時~午後10時の間は、物流や公共交通に使われるトラック、バス、タクシーなどを除き、自家用車の通行料金に千円を上乗せする。 その一方で、午前0時~4時は、自動料金収受システム(ETC)の搭載を条件に、全車両の料金を半額とする。 渋滞が常態化する時間帯の料金を高く設定し、車両の流入を減らそうとの狙いである。 コロナ禍にあって、人の移動を抑える効果も期待できるかもしれない。 実際に、混雑が大幅に緩和されたとの報告もある。取り組み期間中の交通量の変化などを分析して、新たな交通政策を打ち出してほしいものだ。 この動きに合わせるかのように、国土交通省の社会資本整備審議会部会が先日、今後の高速道路料金に関する中間答