2024-10-27に開催されたJJUG CCC 2024 Fallでの登壇資料です https://ccc2024fall.java-users.jp/
AI・機械学習チームのブログリレーも9日目になりました。同チームの横本@yokomotodです。 本日はJavaとGoを題材に並行プログラミングまわりの自由研究をしたお話をしてみたいと思います。 3部構成で、パート1では発端となった「排他制御」について、パート2では「メモリの可視化」について、それぞれJavaとGoを比べてみました。 最後にパート3では、それらの動作を規定する「メモリモデル」について、わかりやすく解説されているリソースを紹介します。 長過ぎる! 3行で!! パート1: synchronized = 「排他制御」? Java synchronized vs Go sync.Mutex Goで再入可能なロック? 仮にGoで再入可能なロックを実装するなら? Javaが再入可能を選択した理由 パート2. sycnhronized = 「排他制御」+「メモリ可視性の保証」 Javaの
オブジェクト指向言語の話をするときに便利なように、Javaを中心にプログラミング言語をまとめてみました。 Javaに影響与えるか、Javaから影響を受けるか、という感じですね。 Simula オブジェクト指向はここから始まったと言われています。 クラス、オブジェクト、継承、仮想関数(多態)といった、オブジェクト指向の基本要素が備わっていました。 ただし、「オブジェクト指向」という言葉は生まれていません。 Smalltalk Simulaから発想を得て「オブジェクト指向」という言葉を生んだのはアラン・ケイでした。 しかし、モデルとしてはSimulaとは異なりメッセージングを主体としたものでした。また、アラン・ケイの「オブジェクト指向」はプログラミングのパラダイムだけではなく、人がコンピュータをどのように扱うかというメタファであり、ダイナブックというハードウェアやそのユーザーインタフェースを含
ま、このくらい知っておいてもらわないと&とりあえずこんだけ知ってればだいたいの処理が書けるクラス・インタフェースをまとめてみました。2024年版。 詳しく知りたい人は「プロになるJava」を! java.lang.Class java.lang.Exception <- new java.lang.Integer java.lang.Object <- new java.lang.Runnable java.lang.String java.lang.System java.lang.Thread java.nio.file.Files <- new java.nio.file.Path <- new java.io.InputStream java.io.InputStreamReader java.io.BufferedReader java.io.OutputStream java.
本記事は「珠玉のアドベントカレンダー記事をリバイバル公開します」企画のために、以前Qiitaに投稿した記事を改訂したものです。 はじめにPub/Sub型のメッセージングアーキテクチャを採用するにあたっては、kafkaなどのブローカーミドルウェアや、Amazon SNS、Google Cloud Pub/Subなどのマネージドサービスを利用するケースが多いかと思います。ところでPostgreSQLでも実はPub/Subができます。 すでに業務でPostgreSQLを使っていれば、新たにPub/Subブローカーを構築しなくても、疎結合なシステム間通信を簡易的に実現できます。 本記事ではこの機能の紹介と、Pub/SubクライアントをJavaで実装する場合の選択肢、考慮点を示しています。 ※実行環境はPostgreSQL 16.2とJava 21です ※データベースの文字コードはUTF-8としてい
WebAssemblyでOpenJDKのJavaランタイムを実装、JarファイルをそのままWebブラウザで実行できる「CheerpJ 3.0」正式リリース Webブラウザ上で実行可能なWebAssembly製JavaVM 前バージョンのCheerpJは、Javaのバイトコードを事前コンパイルによりJavaScriptコードに変換することで、Webブラウザ上でJavaアプリケーションを実行可能にするコンパイラを中心とするツール群でした。 今回の新バージョン「CheerpJ 3.0」では、WebAssemblyによってOpenJDKのJavaランタイムを完全に実装したと説明されています。これにより、JITコンパイラなどを含むJavaVMの機能をWebブラウザ上で実行できるようになりました。 Javaアプリケーションのソースコードは不要で、ビルド済みのJarファイルをそのままWebブラウザで実行
[速報]古いJavaや.NETのコードを最新のJavaにAIが自動変換する「Amazon Q Code Transformation」、AWSが発表。AWS re:Invent 2023 Amazon Web Services(AWS)は、ラスベガスで開催中のイベント「AWS re:Invent 2023」の基調講演で、生成AIを用いて多様なAIサービスを提供する「Amazon Q」を発表。Amazon Qの機能の一部として、古いJavaや.NETのコードを最新のJavaや.NET対応に自動変換する「Amazon Q Code Transformation」を合わせて発表しました。 参考:[速報]AWS、Copilot対抗となる「Amazon Q」発表。生成AIによるシステム開発支援や業務支援など、多様なAIサービスを提供。AWS re:Invent 2023 Amazon Q Code
macOS Sonoma 14.4にアップデートするとJavaがクラッシュするとオラクルが注意喚起。Appleシリコン搭載Macで オラクルは、Appleシリコン搭載のMacでmacOS Sonoma 14.4にアップデートを行うと、Java 8以降のすべてのバージョンでJavaが予期せず終了する現象が発生するとして、Macユーザーに注意喚起を行っています。 今のところ回避策はなく、macOSをバージョンアップしてしまうと元に戻す簡単な方法もないため、Appleシリコン搭載のマシンでJavaを利用している開発者やユーザーは、この問題が解決するまでは最新のmacOSへの移行を延期することをオラクルは勧めています。 Javaが正常に動作しないことで、Javaに依存しているツールもmacOS Sonoma 14.4では動作しなくなります。Kotlinの開発元などで知られるJetBrainsは、J
谷本 心 EverforthとAcroquestの2社で正社員として働くエンジニア。仕事のかたわらでコミュニティ活動も行っており、日本Javaユーザーグループの代表を務めるほか、アメリカで開催されたJavaOneやSpringOneなど国内外のイベントで登壇。その実績から日本で3人目の「Java Champion」に任命された。著書に『Java本格入門』(技術評論社)。趣味は対戦格闘ゲームと、BABYMETALを追いかけて世界中を旅すること。 X: @cero_t Blog: https://cero-t.hatenadiary.jp/ 1. 『Java本格入門~モダンスタイルによる基礎からオブジェクト指向・実用ライブラリまで』(谷本心、阪本雄一郎、岡田拓也、秋葉誠、村田賢一郎 著) 2. 『プロになるJava―仕事で必要なプログラミングの知識がゼロから身につく最高の指南書』(きしだなおき
はじめに Java の enum は大変便利で非常多くのシーンで活用されています。例えば区分を表すようなオブジェクトを表現したい際にもよく使われていますね。 Java 14 で正式機能となった switch式にて網羅性検査が行えるようになり、それまで以前ではどうしても抽象メソッド等を活用する必要があった処理についても、switch式を利用する事で簡潔に表現することができるようになりました。 また、Java 17 で正式機能となった sealed classes/interfaces と Java 21 で正式機能になった Record Patterns によって、これまで必要だった区分値のような enum を必ずしも定義しなくて良い場合も出てきました。 この記事では、今まで enum を使っていたコードがこれらの機能によってどのように変わるのかを紹介し、盲目的に enum を定義するのでは
Deleted articles cannot be recovered. Draft of this article would be also deleted. Are you sure you want to delete this article? Java 23が2024/9/17にリリースされました。 https://mail.openjdk.org/pipermail/jdk-dev/2024-September/009395.html Java 23をリリース The Arrival of Java 23 LTSではなく新たに入った機能も少ないですが、Module Import Declarationsは長大なimport文を削減してくれそうなので期待です。 JDKをインストールせずに言語やライブラリの新機能を試したい場合にはJava Playgroundが便利です。 ht
ITシステムを効率良く開発するには、実装する機能に合わせたプログラミング言語の選定が重要になる。現在、多種多様なプログラミング言語が存在するが、言語によって実装しやすい機能が異なるためだ。 システムの機能が多岐にわたる中、日経クロステックの読者はどのような言語を利用しているのか。これを確かめるため、日経クロステックではアンケート調査「プログラミング言語利用実態調査2023」を実施した。調査期間は2023年9月21日~10月18日。358人から回答を得た。 Pythonが首位をキープ アンケートではまず、現在使っているプログラミング言語を3つまで挙げてもらった。利用言語の第1位は「Python」だった。回答者358人うち45.3%の162人が使っているという結果だった。 「あなたが現在使っているプログラミング言語は何ですか」という設問に対する回答の内訳。最大3つ選択してもらった。グラフには回
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