CSS設計って最近こういう感じだと思うんですけどどうですかという話です。BEM、CSS Modules、CSS in JS、Tailwind CSSとか色々ありますがどういうふうに捉えればよいのだろうという内容でした。 Youtubeアーカイブ https://youtu.be/8zZKdDIaVH0 フォローアップ https://paper.dropbox.com/doc/CSS-pXvOHW14FJ4gqJb60mnyI
sectionやdivやpなど、ブロック要素をボーダーで囲うと、全幅(親要素の幅)になります。そのブロック要素の中のコンテンツが少なく、ボーダーの幅をコンテンツのサイズに合わせたい場合は、どう実装していますか? ブロック要素のままでは親要素の幅になってしまうので、通常はdisplay: inline;やdisplay: inline-block;を加えると思います。 しかし、ブロック要素のwidthにfit-content値を使用すると、ブロック要素のまま(displayの値を変更せずに)コンテンツのサイズに合わせることができます。 「古い方法」「より良い方法」としたのは、上記画像の直訳です。古いからダメということではなく、より良い方法が使えるようになり、ケースバイケースで使用するのがお勧めです。 古い方法
Safari, FirefoxでサポートされていたCSSの新しいビューポート単位「lvh」「svh」「dvh」などが、ついにChromeでもサポートされました! CSSの新機能で、Chromeが一番最後というのは珍しいですね。 最も活躍するのがiOSのSafariだからでしょうか。とはいえ、主要ブラウザすべてにサポートされるようになるのは、嬉しいニュースです。 画像: @bramus 下記は各ポイントを意訳したものです。 ※当ブログでの翻訳記事は、元サイト様にライセンスを得て翻訳しています。 はじめに 新しいビューポート単位「lvh」「svh」「dvh」とは ブラウザのサポート状況 はじめに W3CのCSS Values and Units Module Level 4で、ビューポート単位についていくつか仕様が変更されました。Large、Small、Dynamicといったビューポートサイズ
object-fitの使い方: レスポンシブ対応、動画や画像をブラウザいっぱいに表示するCSSのテクニック prefers-color-scheme media query prefers-reduced-motion media query text-emphasisプロパティ text-stroke, text-fill font-variation-settingsプロパティ will-changeプロパティ CSS Grid Layout (level 1) IEでCSS Gridを使用する時の既知の問題 IE 11ではプレフィックス「-ms-」が必要。 異なるプロパティ名(grid-template-columnsと-ms-grid-columns)が存在する。 レイアウトにgrid-rowsが必要。 Chrome, Firefoxとは、グリッドの数え方が異なる。 参考: IEで
HTMLやCSSやJavaScriptの軽量化・整形、FlexboxやGridやbox-shadowのジェネレーター、各種エンコード・デコード、データの暗号化、ダミーテキスト・ダミーデータ・ファビコン生成、テキスト比較(Diff)など、Web制作に役立つさまざまなツールがまとめて利用できる『He3』を紹介します。 Windows, macOS, Linux対応の無料アプリで、今までオンラインであちこちの各ツールを利用していた人とかにかなり便利なツールだと思います。 He3: Modern Developer Toolbox He3の特徴 He3のダウンロードとインストール He3の使い方 He3の特徴 He3は、200種類以上のWeb制作に役立つ便利ツールが詰め込まれたデベロッパー向けのツールボックスです。 200種類以上あるツールは、カテゴリ別にまとめられており、スマート検索機能ですぐに
文章の折り返しはウェブ制作において意外と難しいものです。URLが文章に含まれている場合、URLがレイアウトを突き抜けてしまった、という経験をみなさんはお持ちではないでしょうか? この記事では、国内のウェブ制作において「開発者が考えることが少なくてよくなる」安全なCSS指定を紹介します。 結論から説明すると、以下の指定を提案します。 body { overflow-wrap: anywhere; /* 収まらない場合に折り返す */ word-break: normal; /* 単語の分割はデフォルトに依存 */ line-break: strict; /* 禁則処理を厳格に適用 */ } この記事では上記の指定にいたった理由と、折り返しの理解について必要なoverflow-wrapとword-breakプロパティを中心に解説します。 overflow-wrap overflow-wrapは
複数のセレクタを1つにまとめられる:is()、セレクタの詳細度を0にする:where()、CSSの新しい疑似クラスが、SafariとFirefoxで利用できるようになりました。 そんな:is()と:where()の便利な使い方を紹介します。 CSS :is() and :where() are coming to browsers 下記は各ポイントを意訳したものです。 ※当ブログでの翻訳記事は、元サイト様にライセンスを得て翻訳しています。 CSSの新しい疑似クラス「:is()」「:where()」がブラウザに登場 :is()を使用すると、繰り返しを減らせる :where()を使用すると、詳細度を低くキープできる CSSの新しい疑似クラス「:is()」「:where()」がブラウザに登場 CSSの新しい疑似クラス「:is()」「:where()」が、Safari(Tech Preview 1
はじめに HTML+CSSコーディングにおける制作者の思考や判断、アプローチ、コード化に至るまでの流れなどを分解し、コードの状態なども含めてそれぞれを短い言葉で言語化しました。 以下のような効果が期待できます。 HTMLとCSSを使っておこなってきた事を客観視・再認識できる 始原的な動機を把握することで、手法を別の視点で捉えられるようになる 認識合わせや熟練度確認に利用し、制作時のコミュニケーションを円滑にする 場合によっては、ぼんやりと捉えていたことや、詰まりやすかったポイントなどがハッキリと認識できるようになるかもしれません。 言語化の概要 まずは、全体像が分かる概要図を掲載します。 この記事は、以下のステップと各項目について順に説明するものになります。 前提事項・環境について 言語化するにあたって前提となる考え方や環境について記載します。 HTMLとCSSの役割 HTML → データ
HTMLはdiv要素一つだけ、あとはCSSをコピペするだけで約100種類のールチップとスピーチバブルを実装できるCSS Tooltips & Speech Bubblesを紹介します。 このツールチップって実装すると、けっこう面倒ですよね。ベタ塗りのツールチップをはじめ、グラデーションの枠、しっぽの位置、しっぽの形状など、さまざまなデザインが、ここを見ればコピペで簡単に実装できます。 CSS Tooltips & Speech Bubbles CSS Tooltips & Speech Bubblesを作成したのは以前紹介したCSS Loaders(紹介記事)やCSS Ribbon Shapes(紹介記事)と同じ作者で、前回はCSSで実装されたローダーとリボンでしたが、今回は100種類のツールチップとスピーチバブルです。
HTMLはシンプルなままで、モダンなWebページを簡単に作成できるclassレスの超軽量CSSフレームワークを紹介します。 ポートフォリオやブログなどをさくっと作成したい時に便利です。少し手を加えて、CSSリセットとして利用するのもありかもしれません。 Almond.CSS -GitHub Almond.CSSの特徴 Almond.CSSのデモ Almond.CSSの使い方 Almond.CSSの特徴 Almond.CSSは、シンプルなWebサイトの見栄えをより良くするためのclassレスのCSSスタイル集です。CSSのスタイルを正規化してクロスブラウザで同様のエクスペリエンスを提供したり、カスタムスタイルを追加してちょっとしたスパイスを加えることもできます。 HTMLのセマンティックなタグとAlmond CSSを組み合わせるだけで(JavaScriptは不要です)、モダンなWebページが
近年のフロントエンド開発にはコンポーネントという概念が付いて回ります。React・Vue・AngularといったViewライブラリでは、コンポーネントを定義してそれを組み合わせてアプリを作ります。また、いわゆるWeb Componentsとして知られる仕様群により、ライブラリに依存せずに“コンポーネント”を作ることもできるようになってきています。 コンポーネントは、何らかの機能(あるいは責務)を持った部品です。また、コンポーネントによっては再利用される(アプリ内の複数の箇所から利用される)ことを意図しているものや、そもそもライブラリとして配布されているようなものもあります。アプリの機能の一部分を抜き出したものという見方をすれば、コンポーネントというのは関数にとても類似した概念であることが分かります。 コンポーネント設計によって、言い換えればアプリがどのような機能を持ったコンポーネントたちに
記事のテキストが多いサイトで見かけるレイアウト、記事は中央に固定幅、画像は幅いっぱいに表示するフルブリードレイアウトをシンプルなHTMLとCSSで実装するテクニックを紹介します。 記事の固定幅は自由自在、画像の幅いっぱいも最大値を制限するなども簡単にでき、いろいろな応用も効く実装テクニックです。 Full-Bleed Layout Using CSS Grid by Josh Comeau 下記は各ポイントを意訳したものです。 ※当ブログでの翻訳記事は、元サイト様にライセンスを得て翻訳しています。 はじめに CSSのレイアウトにおける問題 解決策 CSS Grid 子カラムの割り当て方 子をフルブリードにする まとめ はじめに 以前、誰もが実装しようと努力したゴールドスタンダードのレイアウトがありましたが、そのレイアウトを正しく実装するのは非常に困難でした。 そのレイアウトとは、聖杯レイア
CSSには大きく変わるタイミングが何度かありました。レスポンシブ対応、メディアクエリ、Flexbox、CSS Gridなどはその大きく変わったタイミングでしょう。 そして、2024年もこれらと同様に大きく変わりそうです。CSSのネスト、:has()疑似クラス、subgrid、コンテナクエリ、ビューポート単位などの新機能がすべてのブラウザにサポートされました。 2024年のCSSの書き方として、より保守しやすいCSS、ワークフロー、ツールについて紹介します。 How I'm Writing CSS in 2024 by Lee Robinson 下記は各ポイントを意訳したものです。 ※当ブログでの翻訳記事は、元サイト様にライセンスを得て翻訳しています。 はじめに デザインの制約 2024年のCSS お勧めのCSSツール 終わりに はじめに 2024年のCSSは、素晴らしいの一言に尽きます。
最近のWebサイトやアプリで見かけるUIコンポーネントやエフェクトを実装するCSSのテクニックを紹介します。 一昔前まではJavaScriptが必要だったりしましたが、現在ではCSSのみで実装できるようになり、覚えておくと非常に便利です。 10 Useful CSS Tricks for Front-end Developers by Alex Ivanovs 下記は各ポイントを意訳したものです。 ※当ブログでの翻訳記事は、元サイト様にライセンスを得て翻訳しています。 はじめに 1. タイプライターのようなエフェクト 2. 透過画像用シャドウ 3. カーソルのカスタマイズ 4. attr()でシンプルなツールチップ 5. ピュアCSSによるチェックリスト 6. is()と:where()による要素のスタイル 7. キーフレームを使用したアコーディオン 8. ホバーエフェクトのサイドバー 9
Webサイトやスマホアプリで見かけるUIコンポーネントをTailwind CSSで実装されたコンポーネント集を紹介します。 Tailwind CSSを初めて触れる人にも簡単で、デフォルト構成で機能し、HTMLをコピペするだけで簡単に使用できます。 Flowrift Flowrift -GitHub 他にも、Tailwind CSSで実装されたUIコンポーネントを探している人は下記もご覧ください。 Tailwind CSSで実装されたUIコンポーネント・ページテンプレート、商用プロジェクトで無料のものをまとめました Flowriftは、Tailwind CSSで実装されたUIコンポーネントのライブラリです。通常のHTMLに、Tailwind CSSのデフォルト構成で機能します。コンポーネントを組み合わせて、ページレイアウトを作成することもできます。 Flowrift ライセンスが明記されてい
CSSにおけるブラウザによる互換性の問題はWeb制作でモダンブラウザをターゲットにした場合、以前に比べるとはるかに少なくなりました。昔から使用している無理なリセットCSSやすべてをリセットする必要は全くありません。 IE11のサポート終了から2年が経ち、現在はモダンブラウザの時代です。Chromeをはじめ、chromiumベースのEdge、Safari、Firefoxはエバーグリーンブラウザ(最新版に自動アップデートするブラウザ)と呼ばれています。 現在の制作環境に合わせて制作された新しいリセットCSSの中から特に注目すべきリセットCSSを紹介します。CSSのテクニックや知見も満載です! リセットCSSとは リセットCSSの使い方・書く順番 どのリセットCSSが適しているかの選び方・カスタマイズ方法 A (more) Modern CSS Reset -モダンブラウザに最適化された新しいリ
CSSのレイアウトは最近ではFlexboxが主流となり、それまでの考え方や実装方法とは大きく異なります。@mediaのブレイクポイントやハックを使用せず、CSSの性能を活かした、コンテキストに依存しないコンテンツベースで実装するコンポーネントのレイアウト方法を学べるRelearn CSS layoutを紹介します。 すべてのデバイスに対してフレキシブルなレイアウトが可能で、一貫性のある簡潔なコードで実装できます。 Relearn CSS layout Relearn CSS layoutは、インクルーシブ HTML+CSS&JavaScript(紹介記事)、コーディングWebアクセシビリティ(紹介記事)などの著者Heydon Pickering氏(@heydonworks)とAndy Bell氏(@andybelldesign)のプロジェクトです。
CSS設計で本当に難しいのは「ルールを理解すること」ではなく「ルール通りに自分でコードを書くこと」だと思います。 実際にコードを書いていると「あれ、ここってどうすればいいんだろう?」「こういう場合はどうすべき?」といったことが頻発し、結局よくわからないまま勘でゴリ押すということがよくあります。 本書はそんな人へ向けて、FLOCSSをベースにしつつオリジナル要素を加えてより体系的にまとめた設計「PDFLOCSS(ピーディーフロックス、Page Divided FLOCSS)」を紹介します。 「CSS設計のルールはなんとなくわかるけど、いざ自分でコードを書こうとすると手が止まってしまう」という人に読んでもらいたい一冊です。 (追記:おかげさまでCSS設計のドキュメントとして採用している制作会社様も増えているみたいです!ありがとうございます🙏)
テーブルのヘッダを上部に固定するのは、position: sticky;で簡単に実装できます。ヘッダだけでなく、テーブルの左端のセルも固定させたい場合は、どう実装すればよいでしょうか? JavaScriptがないと実装できないように思うかもしれませんが、position: sticky;を効果的に使用することで実装できます。テーブルのヘッダと左端のセルの両方を固定させるCSSのテクニックを紹介します。 A table with both a sticky header and a sticky first column 下記は各ポイントを意訳したものです。 ※当ブログでの翻訳記事は、元サイト様にライセンスを得て翻訳しています。 tableのセル、thやtdをposition: sticky;させることはこの記事で解説しました。テーブルのヘッダを上部にくっつけて固定させるのは簡単です(デモペ
CSSの解説書はたくさんありますが、今までのCSS本とはかなり異なる面にフォーカスされたCSS設計についての解説書を紹介します。 かなり実践的な解説書です、CSSの何に気をつけて、CSSをどのように書き、CSSをどのように管理するとよいか、現在主流の実装・設計・管理方法について、最適解となるためのアプローチや思考プロセスが詳しく解説されています。 本書は中・上級者向けの内容をていねいに詳しく解説したものです。CSSの初心者向けの基礎知識やサンプルなどはありませんが、CSSに取り組んでいる人であれば大丈夫だと思います。CSSの実装・設計・管理の方法にフォーカスされ、プロジェクトレベルでのCSS設計について解説されています。 著者の高津戸氏とはかなり前にお会いしたことがあるのですが、イラストにそっくりな印象がありますね。
CSSの疑似クラス「:focus-within」を使用して、フォームの入力時にハイライト表示させるテクニックを紹介します。 :focus-withinは適用した要素の子孫要素にフォーカスに当たった時に起動するセレクタで、効果的に使用すると非常に便利です。 Why CSS :focus-within is amazing by Chris Bongers 下記は各ポイントを意訳したものです。 ※当ブログでの翻訳記事は、元サイト様にライセンスを得て翻訳しています。 はじめに HTMLの構造 CSSの疑似クラス「:focus-within」 :focus-withinの効果をより素晴らしいものにする :focus-withinのサポートブラウザ はじめに ここでお話するのは、フォーカスされた要素にスタイルする:focusセレクタのことではありません。:focus-withinは、その中の子孫要素
近未来的なかっこいい印象を与えるグラデーションを使用した、テキスト・ボタン・背景のスタイルを実装するCSSのテクニックを紹介します。 白地のテキストをわずかに輝かせたり、ダークモードに映えるグラデーションでテキストやボタンを目立たせたり、カードに美しいグラデーションの背景を実装したり、少し色味を変えてライトモードに使用してもかっこいいグラデーションです。 CSS Tricks to Create that Dark Futuristic Web3 Look by Trisha Lim 下記は各ポイントを意訳したものです。 ※当ブログでの翻訳記事は、元サイト様にライセンスを得て翻訳しています。 はじめに かっこいいグラデーション使用したテキストのスタイル かっこいいグラデーション使用したボタンのスタイル かっこいいグラデーション使用した背景のスタイル はじめに ダークモードのWeb3の美しさ
モダンブラウザをターゲットにしたWeb制作では、リセットCSS自体が必要ないかもしれません。とは言っても、設定しておきたいスタイルや一部のブラウザ用に設定しておきたいスタイルがあります。 現在のWeb制作に合わせて制作されたリセットCSSを紹介します。なぜそうするのか、なぜそれを使用しないのか、CSSの知見やテクニックも満載です! A (more) Modern CSS Reset by Andy Bell 他のリセットCSSが気になる人は、こちらも注目です。 A (more) Modern CSS Resetの前のバージョンも解説しています。 2023年、現在の環境に適したリセットCSSのまとめ 下記は各ポイントを意訳したものです。 ※当ブログでの翻訳記事は、元サイト様にライセンスを得て翻訳しています。 はじめに モダンブラウザに適切なデフォルトのリセットCSS 各リセットCSSの解説
概要 みなさんは、このドロップシャドウを見てどう思いますか? ドロップシャドウの色が濃かったり、ドロップシャドウの向きが変な方向だったり、 あまり綺麗なドロップシャドウとは感じないですよね? この記事では、これが発生する原因 と 綺麗なドロップシャドウの使い方を解説していきます。 この記事を読んで理解すれば、これからドロップシャドウに悩むことはなくなるでしょう! ドロップシャドウが綺麗にならない原因 1. デザインを3次元として捉える UIやグラフィックデザインは、複数の平面が重なりながら、組み合わさって作られています。 例えばUIだと、 ベースとなる平面に、カードの平面が重なっていたり、 カード平面の上に画像やボタンといったオブジェクトが置かれています。 このように、UIやグラフィックデザインは2次元で作られているのではなく、 各平面・オブジェクトがZ軸上に重なることで作られています。
現在のレスポンシブデザインは、ビューポートにもとづいてレイアウトを最適化します。そして、コンテナクエリは親要素のコンテナにもとづいてレイアウトを最適化します。コンテナクエリとは何か、デザイナーのワークフローにどのような変化をもたらすかを紹介します。 今まではビューポート(メディアクエリ)で変化するコンポーネントと影響を受けないコンポーネントの2種類でしたが、これからは親コンテナ(コンテナクエリ)で変化するコンポーネントも必要になります。 CSS Container Queries For Designers by Ahmad Shadeed 下記は各ポイントを意訳したものです。 ※当ブログでの翻訳記事は、元サイト様にライセンスを得て翻訳しています。 はじめに レスポンシブデザインの現状 コンテナクエリとは コンテナクエリを念頭に置いたデザイン デベロッパーとのコミュニケーション方法 レスポ
ユーザーのスクロール操作に合わせて視差効果を与えるパララックスのエフェクトをシンプルに実装できる軽量のバニラJavaScriptのライブラリを紹介します。 実装は非常に簡単で、HTMLやCSSを変更せずに、パララックスのさまざまなエフェクトを実装できます。 simpleParallax.js simpleParallax.js -GitHub simpleParallax.jsの特徴 simpleParallax.jsのデモ simpleParallax.jsの使い方 simpleParallax.jsの特徴 simpleParallax.jsは、<img>で実装された画像にパララックスアニメーションを追加する、非常にシンプルで軽量なバニラJavaScriptのライブラリです。
すべての新しい色空間を完全にサポートする新しいグラデーションツールを紹介します。UIデザイン向けの美しいグラデーションのプリセットも豊富に用意されており、カスタマイズも簡単です。 CSSの色指定に何を使用していますか? #FFFFFFのようなHEX値だったり、whiteのようなキーワードだったり、rgb(255, 255, 255)のようなRGB色空間の人も多いと思います。最近では色相・彩度・輝度で指定できるhsl(0, 0%, 100%)もすべてのブラウザにサポートされており、増えてきたと思います。 さらに今までよりも広色域のP3カラーに対応したoklch()もChrome 111, Safari 15.4でサポートされ、注目されています。 CSS HD Gradients CSS HD Gradientsは、Google ChromeのデベロッパーであるAdam Argyle氏(@ar
「たった1行のCSS」とは、prefers-color-scheme: dark;の紹介ではありません。 Webサイトやスマホアプリのさまざまな要素すべてをダークモード用にカラーを変換するたった1行のCSSを紹介します。 すでに制作済みのWebサイトやスマホアプリをダークモード対応にしたい時だけでなく、ユーザースタイルシートとして利用することもできます。 One line - Dark Mode using CSS by Akhil Arjun 下記は各ポイントを意訳したものです。 ※当ブログでの翻訳記事は、元サイト様にライセンスを得て翻訳しています。 制作済みのサイト・アプリをダークモードに対応させる方法 CSSの解説 制作済みのサイト・アプリをダークモードに対応させる方法 ここで紹介するのは、すでに制作済みのWebサイト・スマホアプリをダークモードに対応させる超簡単な方法です。 前置き
CSS に、コンテナクエリという機能があるらしい。 メディアクエリでは画面全体の大きさに応じて要素のスタイルを変えることができたけど、コンテナクエリを使うと当該要素の親の大きさに応じてスタイルを変えられる。 /* メディアクエリの例 */ /* 画面幅が 400px 以下だったら、div を赤くする */ @media screen and (max-width: 400px) { div { background-color: red; } } /* コンテナクエリの例 */ /* div の親要素の幅が 400px 以下だったら、div を赤くする */ @container (max-width: 400px) { div { background-color: red; } } その機能が Google Chrome Canary で使えるようにされたと聞いたので、使ってみた。 こ
CSSの:has()疑似クラスが主要ブラウザでサポートされ、喜んでいる人も多いと思います。今まではJavaScriptを使用しなければできなかったことが、:has()疑似クラスを使用するとさまざまなセレクタを条件式のように記述できます。 たとえば、子に画像がある場合とない場合、子の数が奇数の場合と偶数の場合、セレクタを追加したり変更することなく指定できます。また、コンテンツやフォームなどにも便利な使い方がたくさんあります。 :has(): the family selector by Jhey Tompkins 下記は各ポイントを意訳したものです。 ※元サイト様のライセンスに基づいて翻訳しています。基づいてというのは、貢献部分に関して同ライセンスも含みます。 先日リリースされたChrome 105, Edge 105で:has()疑似クラスはサポートされ、コンテナクエリ(@containe
これまでとは異なるCSSフレームワークが登場しました! Tailwind CSSのようにユーティリティファーストで、すべての値がCSS変数(カスタムプロパティ)で記述されています。レスポンシブ対応で一貫性のあるUIコンポーネントを簡単に、素早く実装できます。 単独でも他のフレームワークとの併用も可能で、カラーのみグラデーションのみシャドウのみタイポグラフィのみメディアクエリのみといった使い方もできます。 Open Props Open Props -GitHub Open Propsとは Open Propの使い方 Open Propsのデモ Open Propsとは Open PropsはこれまでのCSSフレームワークとは一味も二味も異なる、CSS変数(カスタムプロパティ)ベースのCSSフレームワークです。巧妙に設計されたWebデザイントークンは、一貫性のあるUIコンポーネントを素早く実
2023年もCSSとUIの進化がすごいです! 先日開催されたGoogle I/O 2023から、各ブラウザにサポートされたモダンCSSの新機能をはじめ、まもなくサポートされる機能まで、CSSの新しい機能を紹介します。 コンテナクエリ、スタイルクエリ、ダイナミックビューポート単位、カスケードレイヤー、ネスト、三角関数、広色域のカラースペースなど、これからのWebサイトやスマホアプリのUI制作に役立ちます。 What's new in CSS and UI: I/O 2023 Edition by Una Kravets, Bramus, Adam Argyle 下記は各ポイントを意訳したものです。 ※元サイト様のライセンスに基づいて翻訳しています。 はじめに モダンCSSの新しいレスポンシブ モダンCSSの基礎機能の強化 カスタマイズ可能なコンポーネント CSSによるインタラクション 終わり
はじめに HTML+CSSコーディングにおいて、「どのように要素を特定してスタイリングするのか」というCSS設計上の課題に対し、「ひとつ上の視点で思考できる概念図」を紹介します。 この図を用いることで、3種類の異なるスタイリングアプローチ(OOCSS方式 / 包括要素基点方式 / BEM方式)の本質を一度に俯瞰できるため、全てを同じ枠の中で捉えられます。そして、最終的には種別や規模の異なるサイトやプロジェクトに対し、同じメソッドを使ってそれぞれ最適な設計がおこなえるようになります。 ※この記事は標準化ノウハウ公開の一環として書いています。 仕組みの概要や前提事項などについては「UltimateCoding 概要・前提事項」のエントリをご確認ください。 経緯 / 制作者中心のデータ分類 そもそもですが、HTMLとCSSは目的も仕様も異なる言語です。 HTML+CSSコーディングを一般的な視点
マンガメディア開発チームの id:mizdra です。半年ほど前から「フロントエンドエキスパート」という肩書きをもらい、社内でフロントエンドの啓蒙活動をしています。具体的にどんな活動をしているかについては、社内のポッドキャストで少し話しましたので、興味があれば聞いてみてください。 developer.hatenastaff.com 最近、私はReactを採用する社内プロダクトでのCSSの書き方を検討していました。最終的にそのプロダクトでは、CSS Modulesを採用するに至りました。しかしその過程で、CSS Modulesのメンテナンス体制に対して懸念があり、将来的な存続を危ぶむ声が界隈にあることを知りました。 ただし、実際にメンテナンス体制について調べてみたところ、万全ではないものの引き続きメンテナンスがされていて、使用もできることが分かりました。そこで、今回はCSS Modulesに
こんにちは。Webフロントエンジニアの駒木です。 Mirrativでは毎週の様に運営主催イベントやゲーム会社様とのコラボ企画イベント等が開催されます。 そのイベント情報をユーザーへお伝えするメディアとして、イベント毎にWebページ いわゆる LP ( Landing Page ) を制作・公開しています。 Mirrativで公開している多種多様なLP ですが毎週の様に新しいイベントが企画・開催されますので、LPをエンジニアが都度制作していてはとても追いつきません。 そこでミラティブではCSS Variablesを活用することで、イベントの魅力が伝わるWeb LPをエンジニアが作業することなく制作・運用できる体制を構築しています。 本記事ではここまでに至った過程も含めお伝えします! 目指すはイベント運用の効率化と専門性の排除 遡ること半年ほど前、イベント企画チームの目標として『より多くのイベ
minmax()はCSSの関数で、要素サイズの最小値と最大値を定義することができます。カードを配置するグリッド、記事を中央配置で画像を幅いっぱいにするフルブリードなど、ページのレイアウトやUIコンポーネントの実装に非常に便利です。 CSS Gridにおけるminmax()関数の実用的で、便利な使い方を紹介します。 A Deep Dive Into CSS Grid minmax() by Ahmad Shadeed 下記は各ポイントを意訳したものです。 ※当ブログでの翻訳記事は、元サイト様にライセンスを得て翻訳しています。 はじめに CSS Gridにおけるminmax()関数 minmax()のバリデーション minmax()をシンプルなグリッドに使用する auto-fitとauto-fillの相違点 minmax()の便利な使い方 考えなしに、auto-fitを使うことの弊害 終わりに
ほとんどのWebページの見栄えをよくするたった58バイトのCSSを紹介します。 3つのプロパティだけですが、Webページを実装する時の最初のスタイルとして用意しておくとよいかもしれません。 また、ボーナスの100バイト版とオプションのさらに100バイト版も合わせて紹介します。 58 bytes of CSS to look great nearly everywhere by @JoeyBurzynski 下記は各ポイントを意訳したものです。 ※当ブログでの翻訳記事は、元サイト様にライセンスを得て翻訳しています。 Webページの見栄えをよくする58バイトのCSS 58バイトのCSSの解説 Webページの見栄えをよくする100バイトのCSS 100バイトのCSSの解説 オプションでさらに100バイト Webページの見栄えをよくする58バイトのCSS 58 bytes of CSS -Code
最近のWebページやアプリに適した、ラッパーの実装テクニックを紹介します。 ラッパーとはコンテンツを読みやすい幅に包むもので、CSSでのラッパーの実装、マージンやパディングの追加、中央揃え、ラッパーのバリエーション、FlexboxやCSS Gridとの組み合わせ方など、レイアウトの実装テクニックが満載です。 Styling Layout Wrappers In CSS by Ahmad Shadeed はじめに ラッパーとは ページにラッパーが必要な理由 CSSでのラッパーの実装 ラッパーのdisplayのタイプ ラッパー間のマージンの追加 全画面セクション内のラッパー ヒーローセクションにラッパーが必要ですか? ラッパーを中央揃えにするか、左揃えにするか ラッパーのバリエーションに対するCSS変数の使用 display: contents;を使用する 流動的な背景に固定コンテンツを配置
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く