TCPの時代もそうだったんですが、QUICにおいても、Linux等でソフトウェアロードバランサをipvsadmとDSR (direct server return, a.k.a. direct routing) を実現することは有効な手段です。 なんだけど、ipvsadm界隈はHA前提の込み入った設定か古いドキュメントしか見つからなかったので、最低限の検証環境のセットアップ方法を、ここにまとめる次第です。 ロードバランサ: echo 1 | sudo tee /proc/sys/net/ipv4/ip_forward sudo ifconfig eth0:0 $VIP netmask 255.255.255.255 broadcast $VIP up sudo route add -host $VIP dev eth0:0 sudo ipvsadm -A -t $VIP:443 -s rr