IIJの老舗クラウド「GIO」は、国内市場で存在価値を示せるか? AWSやAzureとの戦い方を問う:国内クラウドベンダーの生存戦略(1/2 ページ) インターネットイニシアティブ(IIJ)が国内クラウド市場に参入し、クラウドサービス「IIJ GIO」(GIO)をリリースしてから約10年の月日が流れた。その間に、ユーザー企業は約2000社に増え、クラウド上で稼働する顧客のサーバの数が約2万台に達するなど、同サービスは市場で一定の支持を獲得した。 だが、この10年間は外資系クラウドベンダーの伸びが著しく、首位のAmazon Web Services(AWS)をはじめ、高い成長率で後を追うMicrosoft Azure、日本市場への投資を加速しているGoogle Cloud Platform(GCP)がシェアを大きく拡大。IIJら国内クラウドベンダーは現在、それら“3大クラウド”の陰に隠れてい