「1か月も前から試験勉強をしていたのに、点数が思ったより低かった」 「もう十分勉強しているのに、これ以上勉強法をどう改善したらいいかわからない……」 このように悩んでしまうのは、勉強した「つもり」になっているだけだからかもしれません。今回は、勉強した「つもり」の状態に陥ることを防ぐのに有効な「YWT」と呼ばれる振り返り法について、詳しくご紹介します。成績の伸び悩みや、勉強の行き詰まりを解消するために、ぜひ活用してください。 勉強した「つもり」になる人が気づけていないこと 教育デザインラボ代表理事で教育評論家の石田勝紀氏は、勉強した「つもり」になっている人がやりがちな、成果につながらない勉強法の一例として、以下を挙げています。 「複数冊の問題集」に挑む →本当は、1冊の問題集を繰り返すほうが、必要な情報を記憶しやすい。何冊もの問題集に手を出しても、記憶の定着率はなかなか上がらない。 新出用語