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2017年1月21日のブックマーク (2件)

  • 【書評】梯久美子「狂うひと−『死の棘』の妻・島尾ミホ」(新潮社)−狂う妻と記録する夫。そのいびつな関係から立ちのぼる狂気と愛の形 - タカラ~ムの本棚

    狂うひと ──「死の棘」の・島尾ミホ 作者: 梯久美子 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2016/10/31 メディア: 単行 この商品を含むブログ (15件) を見る 島尾敏雄「死の棘」は、夫の日記を読んで不貞の事実を知ったがどんどんと狂気の底へと落ちていき、家族が崩壊していく様を描いた長編小説である。島尾敏雄が、のミホを題材にして描き出した『私小説』であり、第29回読売文学賞を受賞した。 「死の棘」に描かれる夫婦の姿は狂気に満ちている。ある日、夫・島尾敏雄の留守中に彼の日記を読んだ・ミホは、そこに敏雄が不倫をしていたことを示す記述を見つけて錯乱する。愛人との関係を夫に糾弾し、詰り、暴力を振るう。これは、島尾夫婦に現実に起きたことを赤裸々に記した夫婦の記録なのである。 書は、「死の棘」に描かれる精神を崩壊させていく・ミホを中心に、島尾敏雄とミホとの関係、「死の棘」に描

    【書評】梯久美子「狂うひと−『死の棘』の妻・島尾ミホ」(新潮社)−狂う妻と記録する夫。そのいびつな関係から立ちのぼる狂気と愛の形 - タカラ~ムの本棚
  • 禽獣草木(きんじゅうそうもく) - かえるさんとにわとりさん「四字熟語」

    今回は禽獣草木(きんじゅうそうもく)です。 とり、けもの、くさ、き、と言うことで、命あるもの全て、という意味で使います。 まあ、いろいろ抜けているけれども、四字熟語だし、理解できますな。 禽は、鳥だよね、猛禽類(もうきんるい)、家禽類(かきんるい)以外あまり聞かないけれど。 そうですね、猛禽類は、他の動物を捕する性質のある鳥の総称ですね。 当然強いね。ワシとかタカ、ふくろうとかだ。 家禽類は、人間が飼育している、または愛玩に使っている鳥ですね。 渉禽類(しょうきんるい)は、水辺などの湿地で、歩いて採する鳥です。 走禽類(そうきんるい)は、主に地上で生活し、良く走る鳥です。にわとりなどですね。 え!にわとりは家禽でしょ! どっちにも入るんです。 水禽類(すいきんるい)は、游禽類(ゆうきんるい:カモ類など)のこと、広い意味では渉禽類を含むそうです。 游禽類は、水面に浮かんで、泳ぎ回る鳥、か

    禽獣草木(きんじゅうそうもく) - かえるさんとにわとりさん「四字熟語」