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2017年1月22日のブックマーク (3件)

  • オルダス・ハクスリー「すばらしい新世界」 ー ディストピアの古典、古典と知らずに読んで面白い - 読書感想ブログ 太宰だけが好きだった

    ディストピア小説の古典であるオルダス・ハクスリーの「すばらしい新世界」を読みました。読み終わるまで、古典だということも、そもそもディストピア小説の正確な定義さえ知らなかったのですが。 ディストピア - Wikipedia 一般的には、SFなどで空想的な未来として描かれる、否定的で反ユートピアの要素を持つ社会という着想で、その内容は政治的・社会的な様々な課題を背景としている場合が多い。 書かれたのは、ディストピアものの重要な古典である、ジョージ・オーウェルの「1984」よりさらに前、1932年だということです。読んでいる最中に、そんなに古いだと感じることはないと思います。古くなってない。 すばらしい新世界〔新訳版〕 (ハヤカワepi文庫) 作者: オルダス・ハクスリー,水戸部功,大森望 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2017/01/07 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見

    オルダス・ハクスリー「すばらしい新世界」 ー ディストピアの古典、古典と知らずに読んで面白い - 読書感想ブログ 太宰だけが好きだった
  • 問題はまず食うことだ―『辻潤全集』第一巻を読む - 関内関外日記

    辻潤全集 (第1巻) 作者: 辻潤 出版社/メーカー: 五月書房 発売日: 1982/04 メディア: 単行 この商品を含むブログを見る おれの今年のブームは辻潤である。年末まで生きているとして、「今年読んだのベスト5」とかしょうもうないエントリーを書くとしたら、たぶん入ってくるだろうと思う。というわけで、全集に手を出してみた。もちろん、「何者にもなりたくなかった、なにもしたくなかった」辻潤先生のことである。全集第一巻から「これ、読んだな」の感はある。感はあるが、おれはおれでしょうもなく記憶をなくしていく人間なので、読むたびに新しいのである。低人vs低人ということになろう。いくつか気に入った部分をメモしておく。重複とか気にしない。 考えると自分にはこの世の何処を見廻しても安住の場所というものが見当らない――第一これこそ自分の物だとハッキリいえそうなものは一ツもない。強いて理屈をつければ

    問題はまず食うことだ―『辻潤全集』第一巻を読む - 関内関外日記
  • 汗牛充棟(かんぎゅうじゅうとう) - かえるさんとにわとりさん「四字熟語」

    今回は汗牛充棟(かんぎゅうじゅうとう)です。 ものすごく、たくさんがある。という意味です。 牛車で運べば、牛が汗をかき、家に積み重ねれば、棟木に届くほどがある。と言う意味です。 それほど勉強しているってこと? いや、がものすごく、たくさんある、という意味です。 唐の時代の文章家、柳宗元(りゅうそうげん)が、孔子の「春秋」について、評論したくだらないが、ものすごい量あって、そんな読みきれないが、汗牛充棟だ、って言ったのが、はじめです。 じゃあ、くだらないがたくさんある、って言うのがはじめなんだ。 でも、今では、がたくさんある、という意味です。 出典は、柳宗元の「陸通文先生墓標」でした。

    汗牛充棟(かんぎゅうじゅうとう) - かえるさんとにわとりさん「四字熟語」