東京・銀座のクラブで客を泥酔させ、客のクレジットカードで架空の飲食代を決済したとして、警視庁は11日、中国籍のクラブ経営張建中容疑者(53)ら中国人を中心とした男女7人を電子計算機使用詐欺容疑などで逮捕したと発表した。 同庁はグループが昨年9月以降、同様の手口で約200回にわたり客のカードを不正使用し、約2600万円を詐取したとみている。 同庁幹部によると、張容疑者らは昨年10月15日未明、銀座の路上で客引きした都内の50歳代の男性2人を近くのクラブに連れ込み、酒を飲ませるなどして 昏睡 ( こんすい ) させた上、2人のカードで架空の飲食代計約26万円を引き落とすなどした疑い。 グループが関与するクラブは銀座の一等地に約5店舗あり、このうち1店舗に捜査員が客を装って潜入したところ、市販のウイスキーの容器にアルコール度数87%の別の酒を入れ、客に出していたという。