このコラムは、2018年2月26日に配信された英文記事を日本語に翻訳したものです。 【3月9日 AFP】2018年2月18日、シリアのアサド政権軍は首都ダマスカス近郊、東グータ(Eastern Ghouta)地区への空爆を激化させた。2012年以降、政府の支配を逃れた約40万人が住むこの地区は、以来大半にわたって包囲され続けており、大部分はイスラム教徒とイスラム過激派が支配している。 在英NGO「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」によると、この日以降の爆撃によって殺害された民間人は、子ども140人を含む550人以上に上っている。 東グータ地区はダマスカス中心部からの砲撃範囲内にある。今回の空爆強化は、政権軍の地上部隊による東グータ奪還作戦のための地ならしだという見方が一般的だ。 地元のフォトグラファー、アブドゥルモナム・イッサ(Ab