日本が世界に誇るコンテツである「ポケットモンスター」のブランドマネジメントを担当する「ポケモン」(東京)の石原恒和社長は、産経新聞のインタビューに応じ、成功の秘訣や日本のコンテンツ産業の未来について熱く語った。 一問一答は次の通り。 −−ポケットモンスターを開発した時点で今ほどのヒットを予想していたか 「最初のポケモンのゲーム『ポケットモンスター赤・緑』の発売が平成8年2月。開発にはかなりの期間を要し、本来は7年中を目標にしていた発売が、バグが取りきれずに延びてしまった。ゲームソフトはクリスマス商戦や春休みに出したいところで、2月の発売というのは、いかにも主力ではないソフトのような形だった。開発が数年にわたったことに加え、任天堂のゲームボーイも当時、ハードウエアとしての最終段階に差しかかっていたこともあり、市場も任天堂もポケモンにそれほど期待していなかった。ただ、私自身は数多くのソフトをプ