ヤマト運輸は24日、京都府亀岡市の30歳代の男性委託配達員が、2009年11月から今月までの1年間に、法人顧客約1200社が発送したダイレクトメール(DM)やカタログなど約2万1000通のメール便を配達していなかったうえ、一部を自宅裏の焼却炉で焼却処分していたと発表した。 同社によると、この配達員は09年3月に同社と委託契約を結び、亀岡市北部の配達を担当していたが、同年11月頃から、配達しきれないメール便が増え始め、未着の問い合わせが少ないと判断したDMやカタログなどを自宅の物置などで保管していたという。 法人顧客からの問い合わせを受けた同社の調査で発覚。今月17日に、配達員との契約を解除したという。 同社広報課は、被害を受けた法人顧客への対応について、「個別に相談させていただく」としており、「再発防止策を徹底し、信頼回復に努めたい」とのコメントを発表した。