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蔵書の破損 真心を砕く 切り抜き・落書き…公立図書館受難 : 埼玉 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
もはやモラルの問題を超えている。無造作に切り取られたページ、読了の印、こびりつく溶けたアメ。公立... もはやモラルの問題を超えている。無造作に切り取られたページ、読了の印、こびりつく溶けたアメ。公立図書館で蔵書の破損が後を絶たない。30年以上にわたり、川口市の公立図書館で本の修理を手がけるボランティアグループを取材した。「次に借りる人が気持ちよく読めるように」。そんなメンバーの思いは、裏切られ続けている。(木口順晶) ある時代小説のシリーズには、同じ本を借りないようにする目印なのか、ページの下にボールペンで小さな複数の印がつけられていた。海外旅行のガイド本は、写真や地図の部分がハサミなどで切り取られ、返却時にばれないよう、折りたたんでページにはさんであった。目的地などに○印がつけられた地図本、線が引かれた専門書はざらだ。 川口市やさいたま市などに住む40〜70歳代の約30人が参加するボランティアグループ「製本工房トントン」。製本工程の講習を受けたメンバーが週2回、川口市立前川図書館に集まり
2010/10/01 リンク