中国検索最大手「百度(バイドゥ)」製の日本語入力ソフト「バイドゥIME」が文字情報を同社のサーバーへ無断で送信していた問題で、静岡県下田市は27日、市役所の業務で使用されるパソコン4台に、このソフトが職員が気づかないうちにインストールされていたと発表した。 実際の業務には使用されず、住民記録や税情報などの個人情報の漏えいはなかったという。 市企画財政課によると、26日の読売新聞などの報道を受けて庁内のパソコン212台を調べたところ、2012年1月から今月20日にかけて自動的に4台に組み込まれていたことがわかった。 いずれも業務で使用する圧縮解凍ソフトなどをダウンロードした際、「抱き合わせ」で配布された「バイドゥIME」がインストールされたとみられる。